-光-２０ ページ20
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「これで、いいかな」
櫻井に指示された通り、調べたことをゆっくりゆっくりメモに残して、櫻井の帰りを待った。
4時半に帰ると、朝のメモにはあったが、もう時計の針は5時を刺そうとしている。
櫻井のことが心配になってソワソワしてきた時、ガチャと玄関が開く音が。
「ただいま、ごめん遅くなって！」
「翔くん！！
よかったぁ…オレ不安で…って、、誰ですか！？」
櫻井の隣には、彼と年恰好を同じにした髪の茶色い青年が「よっ」と手を上げていた。
潤は無意識に少し後ずさる。
すると櫻井はケラケラと笑って大丈夫だからとその彼を部屋に招き入れた。
「うわぁ、これが松本潤くん？
指名手配のあのポスターより全然かっこいいね、翔ちゃんの言った通りじゃん」
「でしょ、オレはこのイケメンボーイを拾っちゃったわけよ。相葉ちゃんも手伝ってね」
相葉ちゃん、と呼ばれたその彼が潤の顔をまじまじと覗いて来て、しゅんとなった潤だが、確かに櫻井の言う通り「大丈夫」そうではあった。
相葉は慣れたように櫻井のウチの中を進んでいき、また慣れたようにTVを付けた、彼が何をしたいのか、潤には意味が分からなかった。
「潤、今日の成果報告聞かせて。それと、明日は相葉ちゃんも手伝ってくれるから安心して」
「あ、あいばさんが？」
1人じゃないと言う安堵感と、初対面の人と言う不安が1度に押し寄せて、複雑な顔つきで相葉の事を見ると、相葉は潤の目の前で大丈夫とピースサインを送っていた。
どうやら櫻井の友人らしい、と言う事だけは分かった。
「今日の、報告です」
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作者名：syuka x他1人 | 作成日時：2017年6月20日 20時
