この世にはいない。(S×J) (ページ1)

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-光-１ページ1

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「はぁっ、はぁっ、…っ、、はぁっっ……」

住宅街を必死で駆け抜け続ける男がいた。

男の名前は松本潤、彼は今指名手配犯として追われている。

すぐ近くには警官、警官、、
どこを見ても自分の敵しかいない世界に彼はそろそろ死を確信していた。

「どうして今に限って使えないんだよっ…！」

細い路地を曲がったその瞬間…
どんっ！と何かにぶつかり、その反動で松本は突き飛ばされた。

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「ご、ごめん。。大丈夫？」

「いってぇ…」

その「何か」は彼と同じくらいの年の男性で、覗き込むように松本を見て、手を差し伸べた。

警戒しながらも松本は1人で起き上がるのは無理そうでその手を掴む。

が、彼は松本の事を見ても不審に思わないようで、松本は勢いであるお願いをしてしまう。

「お願いです！オレをかくまってください！」

「…はっ！？」

「家が無いんです…」

「えっ！？どういう事？」