Scarlet Destiny～アズカバンの囚人〜IV【ハリーポッター】 (ページ22)

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ルー｢それじゃ_______さよなら、ハリー、A。君たちの先生になれてうれしかったよ。またいつかきっと会える。校長、後は一人で大丈夫です…｣

ルーピン先生は一刻も早く立ち去りたがっているような気がした

ダ｢それでは、さらばじゃ、リーマス｣

ダンブルドアが重々しく言い、ルーピン先生は水魔の水槽を少しわきによせて、ダンブルドアと握手できるようにした。最後にもう一度私とハリーの方に向かって頷き、チラリと笑顔を見せて、ルーピン先生は部屋を出ていった

ダ｢どうしたかね？そんなに浮かない顔をして｣

ハリーは主のいなくなった椅子に座り、私は机の上に腰掛け、お互いふさぎ込んで床を見つめているとダンブルドアが静かに言った

ダ｢昨夜のあとじゃ。自分達を誇りに思ってよいではないかの｣

ハ｢ぺティグリューは逃げてしまいました｣

ハリーは苦いものを噛み締めるように言った

ダ｢なんにもできなかったとな？ハリー、A、それどころか大きな変化をもたらしたのじゃよ。君たちは、真実を明らかにするのを手伝った。一人の無実の男を、恐ろしい(テリブル)運命から救ったのじゃ｣

恐ろしい(テリブル)。何かが私の記憶を刺激した

リ｢おっ、A〜。こんな所にいたんかよ〜｣

リアムが腕いっぱいに糖蜜パイを持ってきながら部屋に入ってきた

ダ｢リアムかの？久しいのぉ。｣

リ｢げっ、先公じゃねぇか…｣

ダンブルドアがリアムを見て言うとニッコリと笑い、リアムはうげぇと虫酸を噛んだような顔になった

『え！？リアムとダンブルドア先生はお知り合いなのですか！？』

ダ｢あぁ、ヴァレリーと出会った時に、紹介してくれての。しかし、あの頃と全く変わってないのぉ。｣

リ｢はぁ、昔の事は忘れてくれよ…｣

リアムは私の隣に座り、糖蜜パイを食べながらため息をついた

ダ｢リアムがここに居るということは、A、君はついにヴァンパイアの力を手に入れたんじゃな？｣

『はい、実は…』

リアムがハリーに糖蜜パイをすすめているのを見ながら私は頷いた