キスを「ちゅー」と言う系男子【夏油傑】

9話 ページ10

(下ネタ注意)

ー五条の部屋ー


夏油「悟、今何故私が君を正座させているか分かってるね？」

五条「Aのことだろ!!」


今の状況は五条が正座し夏油が仁王立ちしているというものであるに
実に面白い状況だ


夏油「君が自慰行為をしているところをあの子に見られるなんて……私が汚していくつもりだったのに」

五条「おい待て、変な方向に行ってんぞ」

夏油「……すまない忘れてくれ」

五条「お前絶対メンヘラだよな」


しまった、と頭をかかえる夏油
もう手遅れだぞ


五条「でも俺悪くねぇし、アイツが勝手に入ってきたんだしな」

夏油「自慰するなら鍵ぐらい閉めてくれ」


確かにノックもせずに部屋に入った有栖川が悪いが、ソウイウ行為をしているのに鍵も閉めていなかった五条も多少悪いだろう


五条「アイツほんと無知過ぎんだよ……って待て」


【何も知らねぇなら今まで１度も抜いてこなかったってことだよな】


夏油「……」

五条「抜かねぇと体に悪いとか聞いたことねぇ？アイツだって男なんだからムラムラしたことぐらいあんだろ」


そこまで聞いて夏油は１つの可能性に気づいた
言いたくない可能性だったが言わなくては


夏油「彼の兄が………いやまさかな」

五条「アイツ兄貴に抜いてもらってたんじゃね？」

夏油「おい悟、この世から消すぞ」

五条「落ち着けって」


今まで有栖川から聞いた有栖川兄の性格的にこの「可能性」は確かなものだと思ってしまう
というか多分、いや絶対そうなのだろう





夏油「私のAが…」

五条「傑のじゃねぇだろ」


ズバズバ言ってくる悟は本当に遠慮が無いな、と改めて夏油は思った



















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有栖川兄が……家族とはいえ犯罪者にならないか心配になってきた作者です

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