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8話 ページ9

五条「とりあえず一旦出てけ」

そう言われポイと部屋の外に捨てたれた少年
大人しく体育座りをしてとある事を考えながら待っていた


『漏らしてたこと……夏油に言ったほうがいいのか…』


さすがに純粋の塊とも言える少年でも、同級生が漏らしている(漏らしてません)現場を見てしまい少し落ち込んでいた

この歳で漏らすことはないから何かの病気なのか?とも考えていた


夏油「こんな時間にこんなところで何をしてるんだい?」

頭上から聞きなれた声がして少年は顔を上に上げた
すると同級生の夏油がココアを片手に微笑んでいた


夏油「春とはいえ寒いだろう、君に風邪なんて引かれると心配で任務をきちんとこなせなくなる」

『ココア!!』

夏油「……ココアしか見えてないみたいだね」

どうぞ、と夏油からココアを受け取った少年は美しい顔で笑った
まるで1輪の可憐な花が咲いたように

そんな少年を見て夏油はとても良い笑顔で微笑んだ






 



















夏油「それで、こんな時間に悟の部屋の前で何をしていたんだい?」

『……五条が漏らしてたんだ』

夏油「え?」


少年は意を決したように五条の部屋で見たことを全て話した
話を進めるうちに何故か夏油の顔が歪んでいっていることは気づいていなかった



夏油「……なるほどね、Aはもう寝ようか」

任務続きで疲れているだろう、そう言われヒョイと軽く身体を持ち上げられた
「姫抱き」という形で


『でも五条が「一旦」って』

夏油「悟はこれから私と少しお話をしなくちゃならいんだ」

『そうなのか!』

そのまま数歩先の部屋へ入り少年をベッドへ下ろすと夏油は優しく頭を撫でた


夏油「じゃあおやすみ」

『おやすみ!』




パタンと部屋の扉が閉まった後


数歩先の五条の部屋から悲鳴に近い声が寮に響き渡った

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夜☽ - 更新待ってます‼めちゃめちゃ面白いです‼ (2022年7月9日 17時) (レス) id: 3cb0863b99 (このIDを非表示/違反報告)
花紅柳緑(プロフ) - あ。さん» 更新休んでいて申し訳ないです、好きと言って頂けてとても嬉しいです!! (2022年5月15日 10時) (レス) id: 53a75dcec8 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - もう更新しないんですか?めっちゃ好きです!! (2022年5月13日 15時) (レス) id: 976bfd9362 (このIDを非表示/違反報告)
花紅柳緑(プロフ) - なっちゃんさん» 2度目のコメントありがとうございます!!Twitterすぐ確認してきます!素敵なリクエストもありがとうございます、是非書かせて頂きます (2022年2月22日 8時) (レス) id: 53a75dcec8 (このIDを非表示/違反報告)
花紅柳緑(プロフ) - 柊さん» 東京リベンジャーズが燃えてるんですね……Twitter見てみます!情報ありがとうございました! (2022年2月22日 8時) (レス) id: 53a75dcec8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花紅柳緑 | 作者ホームページ:無いです  
作成日時:2022年2月19日 22時

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