キスを「ちゅー」と言う系男子【夏油傑】

19話 ページ21

兄上「うぉぉ元気にしてたか？可愛い弟よ！！！ほんっと可愛いな、天使！！この世の宝！！はぁ……本当可愛い、ホルマリン漬けにしたいぐらい可愛いなぁ、愛しすぎるぞぉ」


『あ、兄上……苦しぃ』



五条「何見せられてんだ」

家入「……ホルマリン?」


夏油「……」

五条「傑が泡吹いて息してねぇ！！」





ザ.カオス

有栖川Aに抱きつく有栖川兄を見て泡を吹く夏油、そんな夏油を叩き起こそうとしている五条
そんな四人を写真を撮りながら見ている家入



とりあえずツッコミはこの世に必要な存在なのだということを再認識できた







五条「Aの兄貴も!!そいつ息してねぇぞ！」

『くっ、くるし…助け……』


兄上に抱き潰されている可哀想な少年
そしてそんな弟を見て焦る兄


兄上「ああああああ、Aぁぁぁぁぁ息をしろぉぉぉぉぉ！！！お兄ちゃんが助けてやるからな！！！！」


五条「いや原因お前だろ」



















兄上「いやぁ、恥ずかしいところを見せたね」

『し、しぬかと思った』



家入「顔は良いな」

五条「俺の方がイケメンだわ」



『えーと、こちらが僕の兄上!!』

兄上「初めまして、Aの兄の"尊"です！いつも弟が世話になってるね」


爽やかに笑う有栖川尊
イケメンだが重度のブラコン

彼ほどの残念なイケメンもなかなかいないだろう




夏油「ハジメマシテ、いつも弟さんを"お世話している"夏油傑です!!よろしくお願いします、"お義兄さん"」

兄上「お義兄だと……？誰だお前、不審者は家から出てけ」

夏油「お言葉ですが先程の貴方の行動の方がよほど不審者らしいですよ」






バチバチと効果音が付きそうなほどにお互いを睨みあっている二人


家入「おもしれー」

五条「なぁ菓子とかねぇの？」

『あ父上に挨拶に行かなきゃ！いやでも母上が先か……って夏油と兄上何してるんだ！？』


統一性のない騒がしい三人





何度でも言おう、ザ.カオスである

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