キスを「ちゅー」と言う系男子【夏油傑】

18話 ページ20

【有栖川本家】


少年少女四人はかなりデカい屋敷の前に立っていた
(デカい日本家屋を想像して頂ければ)


『ここが俺の本家!!』


家入「うわ……想像はしてたが大きいな」

夏油「想像よりデカいのだけれど」

五条「俺の本家よりはちっせぇな」


『「「それは当たり前だろ」」』


御三家と比べないでほしい

有栖川家はそこそこ歴史のある家だが御三家と比べられたら終わりだろう






『やっと兄上に会える!!』


五条「こいつの目のハイライト凄くね？」

家入「引くほどキラキラしてるな」


夏油「婚姻届も忘れずに持ってきたよ」


五条「ここにヤベェこと言ってる奴いるぞ」

『こんいんとどけ？』

家入「Aはまだ知らなくていい」
　



四人は騒いでいた
だから気がつかなかったのである



【全速力でこちらに向かってくる何かに】



数秒後、有栖川が三人の視界からフッと消えた

見知らぬ男と地面に倒れこんでいたのである





勿論三人は何が起こったのか分からずスペース状態
あ、宇宙空間にまで腐ったミカンが浮いてる




『わぁ、びっくりしたぁ』


【兄上驚かさないでください！！】


「「「……兄上？」」」


三人は驚愕の目で同級生の少年と倒れこんでいる男を見た


兄上？「会いたかったよぉぉぉぉぉ愛しの弟よぉぉぉぉ」


泣きながら叫ぶその男は


【絶世の美男】


そう、かなり「イケメン」なのである

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