キスを「ちゅー」と言う系男子【夏油傑】

10話 ページ11

『おはよぉ夏油』

夏油「おはよう、よく眠れたかい？」

『ん！』

有栖川が起きると目の前には夏油が両手を広げながら立っている


これは日常だ


朝の挨拶をした後、夏油は有栖川の腰に手を伸ばし抱き抱えた
昨晩と同じ「姫抱き」という形で


もう一度言う

【これは日常だ】



有栖川が起きたら夏油が姫抱きで自分の部屋まで運ぶ
運んだ後は着替えさせ朝食を食べさせる
そして2人で寮を出て教室に向かう


【日常だ】




夏油「今日の朝食は君の好きなフレンチトーストを作ってみたよ」

『ふれんちとーすとすき』

夏油「ふふっ、知ってるさ」


まるで2人間に花でも飛んでいるような空気が流れる
ちなみにこの空気に入った奴は問答無用で消される

五条も何回か埋められそうになった











夏油「君に聞きたいことが１つあるんだが……いいかな？」

『なぁに』

夏油「自慰って知ってるかい？」

『じい…？』

ｷｮﾄﾝと「何それ」と言わんばかりの顔をする有栖川

可愛すぎて食べたい……じゃなかった、本当に知らないとは


夏油「君は本当にどこまでも純粋だね」

『ひとくちたべる？』

はい、とフレンチトーストの欠片を刺したフォークを向けてくる有栖川


夏油「フレンチトーストじゃなくて君を食べたいね」

『きみ？たまごのきいろいやつ……どこにもないよ？』

夏油「はぁ………尊い」



合掌する夏油と首をかしげる有栖川

端から見たらヤバいオタクとロリアイドルにしか見えない状況である



















ーーー
夏油さんは好きな子に対して影では限界オタクみたいな感じだと美味しい





あと今ものすごく乙骨先輩の小説書きたいです
男主がツンデレ系にしたい

『乙骨なんて好きじゃねぇ』みたいなタイトルで書きたいですねぇ……


M系主くんも案外良いかも
『純愛野郎に縛られたい』とか良くないっすか

ネーミングセンスは生まれつきないんですよ

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