#急募#代用品【ONEPIECE】

#4 ページ5

プルプルプルーーーーーガチャ


『モシモシ ゼフクン？お店無事？』

「その声Aか、誰から聞いた」

『トモダチ』

「おれの店は簡単に潰れねェよ」

『そ。あ、サンジクン元気？またあの子の料理食べたいんだけど。ロブスター美味しかったんだよネ』

「あのチビナスならもういねェ」

『死んだ？』

「……夢を追いに行っただけだ」

『あっそう、じゃまた探してみるネ。バイバーイ』


残念だなァと体がソファに沈んでいく
イーストブルーに行くか………いや、やめておこう


『今行っても暇そうだしネ、サンジクンの邪魔にもなりかねないからナシ』


じゃあどこへ行こうか
そういえばアイツは元気だろうか、息子が数えきれないほどいるアイツは


『…………ウン、白ひげのジジイのところで決定』


そうと決まれば今すぐに行こう
彼は操縦室へと足を動かした














ーとある島にてー


『オジサン、ココにある酒全部頂戴。これ代金ネ』

「お、おう。持ってけ」


店内の酒瓶を全て箱に詰め颯爽に出ていく男を店主は口を大きく開けながら見ていた
何故なら彼がまるで小石を持ち上げるかのように、いくつも積み重なった箱を片手に乗せていたからである
明らかに細い体のどこにあんな力があるのか、彼のトモダチなら口を揃えてこう言うだろう

"外見詐欺ゴリラ"
この大海賊時代 ゴリラがいてもイイじゃない



『これだけあれば足りるか、あのジジイ共クソ飲むんだから』




「おいガキ、その荷全部よこせよ」
「おれたちが代わりに持ってやんよ!!!」


突然彼の目の前に数人の海賊が立ちはだかった
皆、気持ち悪く口角を上げ箱を指差していた


『ヤだけど』

「あ゛？テメェなんて言った？」
「オイオイ、おれたちが誰だか知らねェのかよ」
「懸賞金総額2億6800万ベリー ユーズレス海賊団」
「大人しく荷を渡さねェと……どうなっても知らねェぞ？」


『…………』



井の中の蛙大海を知らず とはよく言ったものだ




『悪いケド、役に立たない 代用にもならない奴には興味ないんダヨ』


『てことでバイバイ』






刹那 宙に舞うは鮮やかな血、地に這うは海賊達の身体

見た目で判断してはいけない、何故ならここは新世界
己の実力を過信しすぎた者と無知な者から散っていく











ハラリと、１枚の手配書が足元へ落ちてきた
彼はそれを手に取ると仮面の位置を微調整し再び歩き出した






ONLY ALIVE
"生死の番人"A



懸賞金＿＿＿32億8400万ベリー

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