Episode 11 ページ13
オッパはその紙を私から受け取って、
じっくりと目を通す。
でも何も言い出そうとしない。
あれ。どうしたんだろう。
気になって、オッパの名前を呼んでみる。
「ジスオッパ？」
ハッとしたかのように、私の方を向き直すと
オッパは少し涙目になっている。
「オッパ？大丈夫！？どうしたの？」
私は慌てて、オッパにたずねる。
JS『A、今まで本当によく頑張ったね。
デビュー決定本当におめでとう。
Aのずっと追いかけてきた夢が、
こうして現実になったことが
自分の事のように嬉しくて.....』
オッパは、もう一度私から受け取った紙を見つめて
そう言った。
JS『僕達と同じ頃に練習生だった子達は
みんなもう事務所を追い出されたり、
夢を諦めてしまったりして.....
最後まで結局残っていた女子練習生は、
Aとハヨンだけだったよね。
2人の努力を近くで見てきたからこそ、
どうしても2人には夢を叶えて欲しくて。
だから、ほんとに良かったなって。』
オッパは言葉を絞り出すように、
ひとつひとつゆっくり言葉を紡いでいく。
私のために、自分の事のように喜んでくれて。
そんなオッパを見て、私はすごく嬉しくなって。
「オッパ、本当にありがとう。」
他にも沢山伝えたいことはあったけど、
今はこの言葉を伝えるので精一杯だし、
この言葉で全てが伝わる気がしたから。
「ありがとう」という言葉を、噛み締めるように
もう一度呟いた。
すると、
イェリン『Aオンニ！！！
ハヨンオンニが、練習始めるから呼んできて！って！』
「わかった！すぐ行く！」
イェリンの元気な声が
僅かに空いた奥の練習室のドアから聞こえてきた。
イェリンは私に呼びかけると同時に、
隣にいるジスオッパの存在に気づいたのだろう。
ぺこぺことジスオッパに挨拶をして、
再び練習室のドアを閉めて姿を消した。
「じゃあもう行かなきゃ！
あ、あと。Seventeenのみんなにも
デビューのこと伝えておいて欲しい！」
JS『わかった！必ず伝えておくよ！！
練習頑張ってね！
Aのデビュー、楽しみにしてる！』
そう言って、練習室に向かう私を見送ってくれた。
よし。私も早く同じ舞台に立とう。
やるしかない。
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nnn(プロフ) - 待って夢主のMBTIがわたしのMBTI と一緒だ！笑 めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2022年8月24日 2時) (
レス) @page11 id: 69c5723c5b (このIDを非表示/違反報告)
y - 更新とてもはやくて嬉しいです💗この作品とても好きです！！応援してます🫶🏻🤍 (2022年8月23日 21時) (レス) @page15 id: 1fdcfd82cb (このIDを非表示/違反報告)
桜とおもち(プロフ) - サナさん» ホントですよ！！ って今見たら、めちゃくちゃ更新されてる？！ うわぁ！今から読ませていただきますね✨ 更新は、無理しない程度に頑張って下さい！ 右星&お気に入り失礼します！ (2022年8月22日 1時) (レス) @page2 id: acf700690e (このIDを非表示/違反報告)
サナ(プロフ) - 桜とおもちさん» わああ！本当ですか！？私自身初作品で、物語の始まりをどう書こうかすごく悩んでいたので、そう言って貰えてすごく嬉しいです！！更新ゆっくりにはなってしまいますが、皆様に楽しんでいただけるよう、頑張ります！！！ (2022年8月22日 1時) (レス) id: 7db5df359a (このIDを非表示/違反報告)
桜とおもち(プロフ) - でだしがまず面白そう！！ 更新頑張ってください(^^) (2022年8月21日 21時) (レス) @page1 id: acf700690e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rei | 作成日時：2022年8月21日 21時
