#96 -KS- ページ46
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JD「そういえばAヌナ、今日本当に頑張ってくれたよね」
ジョンデは本当にいい奴だ。
気い使いで優しくて空気も読めて。
「そんなことないない！ぜーんぶみんなのおかげだよ！」
ただ今のは気遣いでもなんでもなく
ただの余計だ。
「ね？ギョンス君！」
「う、うん」
JD「たしかにギョンスいい動きしてたよなぁ」
「そうなの！みんなもだけどギョンス君がみーんな助けてくれたから本当助かっちゃった！」
「そんなこと…」
「本当ありがとね、ギョンス君。ギョンス君がいてくれて本当良かった」
「Aちゃん…」
"そろそろ…"って言おうとしたその時だった。
ガチャン…！
ってテーブルに何かを叩きつける音
「そんなにギョンスがいいなら
俺じゃなくて、ギョンスと入れ替わったらよかったな」
叩きつけたお箸を置いて
Aちゃんの姿をしたミンソギヒョンは
出て行った。
「なによ…」
ミンソギヒョンの姿をしたAちゃんも
そう言って残りのご飯を口に運んで
「ごちそうさま…」
って、お箸を置いて部屋に戻って行った。
JD「俺、なんか悪いことしたかな…」
「してないよ」
JD「そう？」
「うん」
誰も悪くない。
ただみんな不器用で素直じゃないだけ。
「ジョンデヤ」
JD「ん？」
「飲もうか。久しぶりに」
JD「お、いいね〜」
ミンソギヒョン以外がいいなんて
そんなこと思うはずないのに
あんなこと言って。
ヒョンだってAちゃんでよかったって
心底そう思ってるくせに。
そもそも二人だったからこそこうなったと
僕は思うけど。
「そう思わない？」
グラスに注いだビールを飲み干して
JD「なにが？」
「ううん、こっちの話」
JD「なんだよそれ〜」
って、またジョンデの眉毛が下がる。
しばらくして
「じゃあそろそろ…」って立ち上がろうとすると
「へ？もう？」って
狐につままれたみたいなジョンデの顔
「ちょっとやることあるんだ」
さっきのジョンデなんかよりもっと余計な。
「また今度ゆっくり」
JD「はいはい」
今度は呆れたような、それでいて優しい顔
「ジョンデヤ」
JD「んー？」
部屋に戻ろうとするジョンデの背中に向かって
「運命ってあると思う？」
JD「…あるんじゃない？」
「だよね」
僕もそう思う。
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充(プロフ) - こぴさん» 初めまして。コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。ご期待に添えられるかはわかりませんが頑張ります！ (2018年6月10日 13時) (
レス) id: 3ca51a9912 (このIDを非表示/違反報告)
こぴ(プロフ) - 初めまして！お話がとっても好きでいつも更新楽しみにしてます！^ - ^ 頑張ってください^o^ 応援してます！ (2018年6月10日 3時) (レス) id: 7e86bbb7b1 (このIDを非表示/違反報告)
充(プロフ) - 柚子さん» わぁ！ありがとうございます(*´∇｀*)まだ続きますが完結できるようにがんばります！ (2018年5月7日 12時) (レス) id: 3ca51a9912 (このIDを非表示/違反報告)
柚子 - とても面白いです！続きが気になります(^o^)あまりご無理せずに頑張ってください！ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 2d3643aa8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：充 | 作成日時：2018年3月17日 19時
