8 夏休み〜1〜 ページ8
シ「父さん、俺ストテニ行ってくる。」
貴「おう!気をつけてな!」
俺は、ウィッグなどは夏休みに入ってからかぶってない。今日も、本当の髪色で外に出る。
自転車を走らせて、近くのストテニに行く。近くって、言っても1kmはある。
シ「風が涼しいー。」
俺は黒にオレンジの線がはいった、ジャージを着ている。テニスバックを肩にかけていて、どこから見ても、テニスに行く格好。あ、あと黒色の帽子をかぶっている。
シ(この格好・・・。どこから見ても、男子だよなー。)
そんなことを思っていたら、ストテニに着いた。
シ「!先客がいるな。誰だろ?」
そこに居たのは、柳生だった。どうやら、自主練習をしている。
シ「この格好なら、ばれないだろう。」
俺はテニスコートに入り、ラケットを持って柳生に近づく。
シ「ねぇ。」
比「はい、なんでしょう?」
シ「一人でやってんの?」
比「そうですが・・・。」
シ「ならさ、僕と一緒にしない?」
俺は口調・声色などを変えて、話しかける。柳生は一瞬目を見開くと、笑顔で返事をくれた。
比「はい!私も一人でつまらなかったところです。」
シ「それじゃぁ、最初は普通にラリーをしようか。」
俺は位置について、ボールを打つ。
うん、やっぱりテニス部に入ってるからやるね。でも、まだまだだな。
シ「はっ!」
パンッ
比「フッ!(この人、上手ですね・・・。私も頑張らなければ・・・。)」
だいぶ慣れてきたかな・・。
俺はボールを掴み取った。
シ「少し休憩しようか。」
比「はい。」
ドリンクを飲む。そしたら、柳生の視線を感じて柳生のほうを向いた。
シ「ん?」
比「あ、すいません。その、汗一つかいてないので、凄いなぁと思いまして。」
シ「ありがとう。」
少し談笑をしたあと、再びラリーを再開する。
シ「今度はボレーしてもいいし、できると思ったらスマッシュを打っていいよ!」
比「わかりました!」
それからのラリーは、俺も少し重い打球を打つ。柳生は最初、打つのが少し大変そうだったけれど、続けていたら最初より余裕が出てきている。
気がつけば、夕方になっていた。
シ「ここまでにしようか。」
比「そうですね。」
バッグにラケットをしまっていると、柳生が近づいてきた。
比「あの、名前はなんて言うんですか?」
偽名でいいか。
シ「僕は大賀信也。また会ったときは、テニスしような!」
俺はそう言って、走り去った。
比「大賀信也・・・。また会いたいですね。」
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メテオドライブ - 名前変換したいなぁ~( ´△`) (2015年2月6日 2時) (レス) id: 01f902c43b (このIDを非表示/違反報告)
亜耶(プロフ) - この作品って、名前変えられないやつですか? (2014年10月12日 18時) (レス) id: 32e11912e9 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - クロコッチさん» ありがとうございます! もちろん、大歓迎でっす!! (2013年10月3日 20時) (レス) id: ee65fa9ce0 (このIDを非表示/違反報告)
クロコッチ - 本当に面白いです私もお友達になってもいいですか (2013年10月2日 20時) (レス) id: 869846fa76 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 蒼さん» いいですよー^^大歓迎です!! (2012年10月22日 19時) (レス) id: 552eb9e233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよこ | 作成日時:2012年8月30日 21時