トリップ少女〜立海〜

３４　　提案 ページ34

シ「嫌だ。」
幸「ふ〜ん。(黒笑」
シ「うっ・・・。」

部室に連れてこられて、約３０分経過・・・
シアンは、マネージャーを断っていた。

シ「嫌なんだもん・・・。」
幸(もんって・・・。)

幸村の黒さに、シアンは怖がりすぎて思考が幼くなってきた。

シ「・・・。」
柳「困ったな。ここまで粘るとは・・・。」
比「あ、これはどうですか？」

柳生が、何かを思い出したようにそういった。全員の目線が柳生に集まる。

比「シアンさん、さっき言っていましたよね？マネージャーするより、部員をするほうがよっぽどマシだと。」
シ「言ったけど？」
比「なら、マネージャーをして、時々練習に参加してはどうです？」
幸「へぇ。」
真「しかし、女子が俺らの練習メニューについて来れるのか？」
シ「イラッ)んだと、この年齢詐欺。」
真「なっ、なんだと！？」
幸「真田煩い。(黒笑」
真「す、すまない。」

幸村がそれを許すのなら、やってもいいけど・・・。
シアンはそう思いながら、幸村を見た。幸村は、あごに手を当てて考えている。

シ「・・・。」
全―幸「「「・・・・。」」」
幸「・・・うん、それでも構わないよ。」
シ「・・・！」
比「どうします？」

うう・・・。そこまで幸村たちも粘るとは・・・。そんなにマネージャーが欲しいのかよ。

シ「・・・ハァ。わかった、やるよ。」
赤「さすがシアン先輩！」
シ「でも、ちゃんと練習させろよ？」
幸「わかってるよ。試合もさせてあげるし。」
シ「明日からでいいだろ？」
柳「ああ、構わない。」
シ「じゃぁ、入部届けとその練習のこと、先生にシクヨロ♪」
ブ「！？俺の声。」
シ「じゃ。」

シアンは意地悪く笑うと、部室を出て行った。

仁(声・・・そっくりじゃった。)
柳(あいつ・・・ほんとに面白い奴だ。)

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