素直な彼女と嘘つき彼氏2

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〜数日後〜




(人2)「なんか、学祭っぽくなってきたな」






一緒に廊下を歩いているとそんな事を言い出した




たしかに、みんな作業に追われてバタバタしてて、
どのクラスも教室の中を学祭仕様にしている





A「ここの学校、学祭に力入れるもんね」






そんな話をしながら教室へ向かうと





(人4)「A〜！！！どこ行ってたのよ！」





私の方へ走ってくる(人4)




A「え、ちょっと飲み物を買いに…」





(人4)「早く早く！メイド服試着してみて！」



(人4)は衣装担当なんだっけ。



市販のコスプレメイド服をリメイクしてさらに可愛くしてやる！って意気込んでたな(笑)




(人4)に腕を引かれ、更衣室であれよあれよと着替えさせられた



(人4)「かわいーーーー！似合ってるよ！！」





A「あ、ありがとう。でもこれスカート短くない！？」



(人4)「そんくらいがちょうどいいのよ！早くみんなに見せに行こ！」






A「ええ！やだよ、恥ずかしい」



(人4)「どっちにしろ当日見せるんだし、他のメイド役の子にも見せないといけないし。早く行こ！」


そう言い教室へ連れて行かれる私




ガラガラ。


(人4)が教室のドアを開けると一瞬みんなの視線がこちらに集まった



すると…




「か、かわいいっっ！！」


女子達何人かの声が聞こえた




「ほんとだ、可愛い…」

男子達もなんだかザワザワし始めた




委員長「やっぱり顔が良いとなんでも似合うよね〜メイド役にして正解だったね」




ご満悦な顔で私の方をみる





委員長「あとは、執事役なんだけどな〜」



誰かに聞こえるように大きな声で話す委員長


A「どーゆうこと？」



委員長「このクラス、いや学校1と言っていいぐらいのモテモテな(人2)君が裏方じゃあねえ…」



(人4)「仕方ないよ、本人がやりたくないんだもん」


わざとらしく(人4)も大きな声で話す






委員長「(人2)君はファンも多いし、絶対お客集まると思うんだよね」



(人4)「裏方にしとくのはもったいないよね」


今度は小声でそんな話をして意気投合している二人。



たしかに、(人2)が執事なんて言ったら女の子達集まるだろうな…



すると(人2)と目があった


似合ってる？？そう聞くかのようにニコッと愛想をふると

プイッと目をそらされてしまった





(人2)はこーゆうの好きじゃないのかな…？

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