月夜の願い。 (ページ23)

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｢ふふっいいよっおいで？｣

｢んふふ太輔あったかい｣

｢かわいすぎて襲いたくなる(笑)｣

｢いいよ？｣

｢ふふっ冗談だよ宏光が戻ってくる時までしないよ｣

｢えーいつになるかわかんないじゃん(笑)｣

｢それでも俺は待ってるからさちゃんと戻ってこいよ？｣

｢うん約束する｣

｢おう宏光愛してるﾁｭ｣

｢ﾝｯ…俺も｣

噛み付くようなキスをされて俺はそのまま眠りについた。

今までで1番幸せな日だった。

神様。ねぇ神様。

僕を見放さないで？

生きて帰ってこなきゃいけなくなったんだ。

太輔のために。待ってる人達のために。

死ぬのが怖いんだ。僕がいなくなったって世界は普通に回っていくでしょ？

そしたら太輔達は俺のこと時間が過ぎるとともにわすれさってしまうでしょ？

いや僕はきっと死ぬことより最愛の人の記憶の中から消えることがなによりも怖い。

だからだからちゃんと生きて帰ってくれば忘れ去られることもないでしょ？