月夜の願い。 (ページ17)

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さぁ太輔くん。

このメモにきづいたかな？(笑)

どうしても言いたいことがあってこんなことしました。最後までしっかり読んでね(笑)

太輔？俺ね本当はもっと隣にいたかった。

一緒にデートして思い出作って、普通に抱きしめあって笑って…そんな幸せを送りたかった。

きっと太輔もそうだよね。

なのにこんな早くにいなくなっちゃってごめん。

太輔には幸せになって欲しいよ。

その過程に俺が存在しなくても。

別の誰かと幸せな家庭を作ってって欲しいと思ってます。

なんて言いたいんだけどさまだ俺はそんな器広くなくて

俺を忘れないで？

俺を好きでいて？

そう思ってるの。

やだよとか思ってたらごめんね。

でもそれほど藤ヶ谷太輔を愛してました。

これからもその想いは変わりません。

恋人らしいことあんまり出来なくてごめんなさい。

そして少しの間だったけど幸せをありがとう。

太輔がいてくれたからがんばれた気がします。

太輔の笑顔が一番です。

でも僕のために涙を流して欲しいな。

なんて思ってる自分がいます。

あり得ませんね。(笑)

ほんとにサヨナラですね。

生きてるうちにもっと愛してるって大好きだって伝えればよかったと後悔してます。

太輔？素直な恋人じゃなくてごめんね。

幸せになってください。

大好き。

愛してる。

たくさんありがとう。

「ｳｯ…ｯｸいやっ…だよｯｸ…死にたくないっ…ｳﾜｧｧｧｧ」

子供のようにその日は泣きじゃくった。

涙が枯れ果ててしまうぐらい泣き続けた。

それでも時は刻一刻とすぎていった。