深澤先輩！２（紫） (ページ9)

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59話ページ9

　
　
「ふっかざわ先輩……」

深澤「びっくりした？わら」

「びっくりしすぎました……心臓とまるかと思った……」

深澤「だって、こんなところにかわいいメイドさんが歩いてるからさ」

「……あ？！」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

そうだ、わたしメイド服のまま………
しまった、深澤先輩に見られちゃった……さいあく……
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

「あの、あんまり見ないでください…」

深澤「ん？なんで？」

「似合ってないし、可愛くないし、こんな姿見られたくなかった、です、、」

深澤「んー？………でも確かに今すぐ着替えてきてほしいかも」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

ほら。誰だ、Aちゃんなら看板メイドになれるかも、とか言った人。無理に決まっている。深澤先輩のこの反応を見ろ！！………恥ずかしい。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

深澤「………正直。びっくりするぐらいかわいくて、誰にも見せたくない。」

「………え？」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

深澤先輩に腕を引かれ抱きしめられる。
心臓がバクバクしている。これはどっちの鼓動？？

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

深澤「ねぇ。俺専用のメイドさんになってくれない？？」

　

「…………も、むりぃ、、、」

深澤「ふは(笑)Aちゃん、ほんとかあいい」
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　

キャパオーバーだ。
深澤先輩の甘い雰囲気に充てられてクラクラ。もう何も考えられない。
ほんとこの人はずるい人だ。わかってやってるんだもん。
頭がパンク寸前の私は、深澤先輩に離してもらい、少しの休憩タイムを申請した。