57話 ページ7
本番が近づき、文化祭準備も佳境に入った。
本日は衣装合わせだ。
「助けて〜〜蓮!」
目黒「は?!」
「こ、琴葉がぁ〜」
琴葉「A〜〜〜!!!」
鬼だ。向こうから鬼がやってきている。
どうせどんなの着たってなぁ……と思っていた私は、最後の余ったのでいいよ、なんなら着なくても。と琴葉に何気なしに言ってしまった。
どうやらそれが鬼の逆鱗に触れてしまったようで、めちゃくちゃすごいのしてやる!!と、目が血走っている琴葉に言葉通りめちゃくちゃされている。
もう疲れた。琴葉の鬼!
琴葉「まだスカート丈絞ってない!黄金比!髪もしてない!まだこれじゃあ全然だめ!!」
「いやぁ〜〜〜〜〜!」
周りのみんなも笑ってないで助けてくれ。
確かにAちゃん看板メイドになれるもん〜って笑ってる。
無理に決まってるじゃないか………
目黒「…………かわいい」
「へ?」
琴葉「ふふ、でしょ〜〜〜??」
か、かわ、、、??蓮の思わぬ言葉になぜか顔がほてっていくのを感じた。
「ぎゃ!琴葉きた!逃げる!!!」
琴葉「まて〜〜〜!………………あ、じゃあついでに目黒もやるか」
目黒「は?!」
「蓮、頼んだ〜〜〜!!」
目黒「ちょ、ま、」
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作者名:ねこ | 作成日時:2023年12月17日 13時