54話 ページ4
「よし、これで全部かな」
目黒「じゃいくか」
さらっと私が受け取ったレジ袋を奪うと、蓮はそのまま歩き出した。
「え？あれ？こっちじゃなくない？」
目黒「寄り道。ちょっとぐらいいいだろ」
「ふふ、確かにそれもそうか！」
キッチンカーで温かい飲み物を買って、少し休憩。
ふぅ。買い出ししたんだからこれぐらいいいよね。蓮もだいぶとろけた顔してる(笑)
「ん〜あったまる！買い出し、全部できてよかったね。蓮の執事姿、楽しみだな〜〜！みんな集まって大変なことになっちゃいそう(笑)」
目黒「……Aもさ、服、着るの？」
「へ？あ、うん、多分？みんな着るんじゃないかなー？」
目黒「……ふーん」
「え、なに、似合わないだろって？わかってるよーそんなこと、でもみんな着るっていうし、なんていうか、その……(モゴモゴ)」
目黒「いや、一般の客も来るだろ。変な虫が寄ってこないか心配」
「変な虫？もう寒くなってきたし虫はあんまりいないんじゃないかなー？」
目黒「……そうじゃないけど、、まぁいいか」
「？？」
虫？？蓮の発言にハテナを浮かべていると、後ろから誰かに肩をトントン叩かれた。
深澤「Aちゃん」
「……え！びっっっくりした〜〜」
深澤先輩と渡辺先輩、あと女の先輩たちが何人か。
みんなで……お出かけ？
深澤「Aちゃん達、買い出し？」
「あ、はい！文化祭委員になっちゃって」
渡辺「お前らもか〜！俺らも。な？」
深澤「うん、クラス何人かで買い出し来てたんだ」
深澤先輩も文化祭委員なんだ。みんなで遊びに来てたのかと、、
あ、、あの先輩、深澤先輩のおとなりさんだった人だ………
すっっごいにらまれてる、、蛇に睨まれた蛙ってこんな気持ちだったのかな……顔がすごいことになってますよ……
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作者名：ねこ | 作成日時：2023年12月17日 13時
