深澤先輩！２（紫） (ページ18)

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68話ページ18

　
　
「あれ？なんだろう？」

琴葉「あれじゃないー？目黒とラウのコンビ！女子に人気だったもんなーー」

「あ、確かに」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

すごいなーー。蓮とラウ。
2人さぞ疲れ切ってるだろうな(笑)、、、と覗いてみると、思わぬ人たちが教室内を占領していた。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

「あ、お隣さん達だ……」
　
　
　
　
　
　
　
　
　

覗いてびっくり。
あれは深澤先輩のお隣さんじゃないか。しかも1.2.3....何人いるんだ。もはやお隣ガールズだ。
みんなでメイド執事喫茶？深澤先輩の教室じゃなく？？なぜ？？

　
　
　
　
　

『あ！いた！！』
　
　
　
　
　
　

え？わ、私、、？？
　
　
　
　
　
　

『あんたよ。やっと辰哉の周りちょろちょろしなくなったと思ったのに。』

『ほんと！ほんと！！最近またちょろちょろしだして！ほんと迷惑！！』
　
　
　
　

女子ってほんと複数になると急に強くなるよな………典型的なパターンだ……
と、右から左に受け流していると、そんな私の態度が気に食わなかったのか、さらに般若の顔でこちらを睨んできた。
　
　
　
　
　
　

『あんたさー最近調子乗ってんじゃない？』

『せっかく大人しくなったと思ったのに』

「調子、乗ってません……」

『辰哉と付き合えると思ってる？ないからー』

『どうせ辰哉に遊んで(・・・)もらったこともないくせに』
　
　
　
　
　
　

……なんでそんなこと言われなきゃいけないんだ。
　
　
　
　
　
　
　
　

『そうそう。まだ籐子先輩のほうがいいよね〜』

『あんたみたいなちんちくりんより数百倍まし！』

『さっさと辰哉のこと諦めてくれない？迷惑って辰哉も言ってたわよ』
　
　
　
　
　
　
　
　
え、深澤先輩が……？そんな、こと、、ない、とも言い切れない過去の自分の行動に自信をなくした。
深澤先輩にいよいよ嫌われた、かな、、

何も言い返せれない悔しさと、惨めな自分に、涙を堪えきれなくなった時、