深澤先輩！２（紫） (ページ17)

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67話ページ17

　
　
「……ごめんね、琴葉まで」

琴葉「いいのいいの！出し物は見れたしね！……大丈夫？」

「うん……」

琴葉「ねぇ。Aってやっぱりさ」

「うん、多分ね。やっぱりまだ、、、好き、かな？(笑)」
　
　
　
　
　
　
　
　
　

好き。
言葉にして口に出すと、モヤモヤしていたものがスッとなくなる感じがした。
やっぱり、私、今もちゃんと深澤先輩のことが好きなんだ。

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

琴葉「そっか。ふふ、そっかーー！好きか！うん、そのAの気持ち。大切に、ね。」

「うん！琴葉、ありがとう」

琴葉「はーーーっ！ふふ、A、頑張れ！！」

「うん、もっかい頑張ってみる！……って言って早速逃げ出しちゃったんだけどねっ」

　
　
　
　
　
　
　
　

好きは好き。
やっぱり私は深澤先輩から離れられないんだ。大好きなんだ。と再確認したけれど、強敵籐子先輩を見るとどうしても萎縮してしまう………勝てるのか、わたし……
それに深澤先輩も籐子先輩好き、だもんな、、、あれ？そしたらどうして付き合ってないんだろう？
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

琴葉「まーーー、ゆっくり行けばいいよ。とりあえずクラス戻ろ！」

「そうだねっ」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
琴葉に背中を押してもらい、嬉しい気持ちを持ちながらクラスに戻ると、女子の塊が教室内を占領していた。