66話 ページ16
深澤「あれ？そういえば服、なんか前と違う？」
「……あ！」
そうか、深澤先輩に前会った時とはまた変わってたから。反応が怖い。
深澤「……すっげぇかわいい」
「…………え？！？！」
え！すっげぇ？？"すっげぇ"がついた！！嬉しい！………こら、単純。
深澤「大丈夫だった？誰にも声かけられてない？」
「いや！そんな！全然ないです！」
琴葉「嘘だ〜、めちゃくちゃ声かけられてたじゃん〜！！」
深澤「………ほら、言った通り。でも、誰にもついていかなかったんだ？」
「も、もちろんです……」
深澤「ふふ、おりこうさん」
そう言った深澤先輩は私の頭をヨシヨシ。
そんな優しい顔して撫でないでください。
………ときめく、なんて嘘なんだから、、
籐子「あ！辰哉くん。お疲れ様」
深澤「……籐子先輩」
あ、籐子先輩…………そうだよね、籐子先輩も深澤先輩の見に来るよね、そりゃそうだ。
「……あ、じゃあ、私はこれで。琴葉いこ？」
深澤「え、あ、まって、」
深澤先輩が何か言いたげだったけど、琴葉を連れて全力ダッシュ。教室を飛び出した。
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作者名：ねこ | 作成日時：2023年12月17日 13時
