深澤先輩！２（紫） (ページ12)

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62話ページ12

　
　
文化祭当日。

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

『いらっしゃいませ〜！！』

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

な、な、なにこの忙しさ！！くっそ忙しい！！言葉めっちゃ悪くなるけど、くっっっそ忙しい！！文化祭ってこんなにすごいの？！忘年会シーズンの居酒屋ぐらい忙しいよ！！行ったことないけど！！

メイド服の女子高生に鼻の下伸ばしてる大人達と、蓮とラウのイケメンツートップ目当ての女性のお客さんがひしめき合ってる……
もはや戦場だ………
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

『ねぇ〜メイドのお姉さん〜、これなんか可愛い魔法とかかけてくれないの〜？』

「すいません、そういうのはやってなくて……」

『えーいいじゃんーー、ついでにさ！あと、この後休憩とかあったら回ろうよ！一緒に！』

「すいません、そういうのもちょっと……」

『えー、そんなこと言わずに、

目黒「すいません、お客さん。そんなにしてほしければ俺がしましょうか？とびっきり可愛いやつ、しますよ」

『い、いや、いいや……』

　
　
　

　
　
　

　
　
　

また助けてもらった。朝からこんなのばっかりだ。蓮が間に入ってくれなければもっとめんどくさいことになっていたな……
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

「……ありがと、蓮」

目黒「おう、困ったら言えよ」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

別のお客さんの元に向かう蓮にお礼を言うと、すれ違いざまにポンと軽く頭を撫でられた。