深澤先輩！２（紫） (ページ1)

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51話ページ1

　
　
「あ、ちょ、待ってください！深澤先輩！」

深澤「……やだ」

「え、え、そんな、、どこいくんですか、あ、あの、2人は」

深澤「……いいの、とりあえず着いてきて」

「は、はい、、」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

有無を言わせない様子の深澤先輩の後を必死についていき、到着したのは静かな公園。ベンチは空いてないようだ。ベンチの近くにある2つ並んだブランコに2人で腰かけた。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

深澤「…あ、タピオカ。置いてきちゃったね」

「ふふっ、今気づいたんですか？」

深澤「……ふふっ」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

深澤先輩と2人で公園のブランコ。不思議な時間だ。前までの私だったら嬉しくて気持ちが高揚して抑えられなかっただろうな。

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

深澤「つらかったらやめていいよ」

「え？」

深澤「お昼にさ、やめないでって言っちゃったけど、Aちゃんが辛かったらやめていいから」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

それは深澤先輩を想いつづけることのことだろうか。
そんなこと、どうしてそんなに、つらそうに言うの。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

「そんなこと言わないでください」