IRI$ Seven (ページ8)

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最後に大輝は黒髪のもじゃもじゃした細身の姿へ変わったが、顔は大輝のままだった。

琳寧嶺亜「……？」

大輝「ごめんなさい、矢花の顔だけは見たことなくて……」

嶺亜「まあ体格とかは参考になるはず」

そう呟くと嶺亜はシャッターを切った。

大輝が帰った後、嶺亜と琳寧が残った。

琳寧「顔写真が手に入ったら結構捜査は楽になるはず」

嶺亜「たしかに。ねえ、データで送る？それとも現像する？」

琳寧「データだと盗まれたら大変だから、現像お願いしてもいい？」

嶺亜「わかった、じゃあね」

嶺亜は琳寧と別れてから帰路につこうとした。

嶺亜「太眉……」

先程大輝が変身していた人の1人に似ているような人を見つけ、追いかけて行った。

彼はやがて顔立ちの整った青年とぶつかり、何か会話を交わしてから離れて行った。

追いかける？でもそんなことして死ぬなんてことはごめんだ。

嶺亜は諦めて今度こそ帰路についた。