IRI$ Seven (ページ26)

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大輝から黎がいると言う連絡を受けた嶺亜と琳寧はすぐにRoseへ向かった。嶺亜は克樹にも連絡を入れて、やがてカフェにみんなが集まった。

黎「……見たんでしょ、醜かったでしょ」

最後に会った時よりも縮こまった黎に嶺亜たちは驚いた。

嶺亜「そんなことないよ、俺の方こそ、無理矢理あんなことしてごめん」

琳寧「バナさん、ごめんなさい。お詫びにこれ」

琳寧が黎にあるものを渡した。

黎「これ……」

琳寧が渡したものは、新しい仮面だった。しかし、今まで黎が着けていた真っ白なそれとは異なり、綺麗な模様が描かれていた。

嶺亜「俺が描いたの。矢花に似合うかなーって思って」

黎「……ほんとうに、いいんですか？」

嶺亜「もちろん」

黎「……ちょっと待っててください」

黎が仮面を付け替えるために席を外している間、大光が嶺亜、琳寧、克樹、大輝のことを見た。