IRI$ Seven (ページ21)

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数分前の出来事である。

克樹「うわっ、あぶなくね？」

黎が白が黒を殺す予知夢を見たと言って以来、克樹はVoidのメンバーの様子を時々見に行っていた。

そんな中、黎が警察に連行されようとしている様子を見た克樹は焦った。

矢花は、預言者は俺らヴェルデ教にとって必要な人だ。

もし彼の自由が奪われると、俺らの活動にも影響がある。

預言者を、守らなくては。

そう思った克樹は黎を警察署へ連れて行こうとした琳寧を止めるようにやってきたのだった。

克樹「それは困ります」

克樹が琳寧に対して呼びかけるとみんなが驚いていた。

嶺亜「克樹……なんで？」

嶺亜は克樹が止めに来ると思わず焦った。

琳寧「どうしてなのか、理由を教えていただいても？」

琳寧は克樹の登場に臆することなく克樹に問いかけた。

克樹「彼はわれわれにとって必要な人なのです。拘束されては困ります」

琳寧「署へ同行してもらうかどうかは矢花さんに決めていただくことです。矢花さん、どうしますか？」