IRI$ Seven (ページ19)

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琳寧「あっ、出てきた！」

琳寧の声と同時に顔が見えない男とニット帽を被った男……黎と大光が出てきた。

嶺亜「顔が見えない方、体格的に矢花さん？の方だよね」

琳寧「うん、間違いない」

2人は飛び出して黎と大光の前に出てきた。

琳寧「失礼します、矢花黎さんですよね？」

黎「え？あ、はい、そうですが……」

琳寧「初めまして、ROODの菅田と申します、少しお話しよろしいでしょうか」

琳寧の言葉を聞いた途端、黎は仮面の下で微笑んだ。

黎「ええ、よろしいですよ、大光、行こうか」

大光「えっ……」

大光は警察に普通に行こうとしている黎が怖くなった。

？「ダメ！！」

黎と大光のそばの方から大声が響き渡り、1人の青年が……大輝が走ってきた。

嶺亜「こんぴーなんで！？」

大輝「こいつと一緒にいちゃダメ！何されるかわかんない！」

琳寧「えっ、なんで？ぱっと見怖くなさそうだけど」

大輝「矢花。お前、なんか隠し持ってるだろ、じゃないと簡単に警察なんて行かないだろ？」

大輝が黎に問い詰めると、黎は震え出した。