(サンプル)モーニングルーティン ページ3
Ryohei side
目を開けると同時に携帯のアラームが鳴る。それを止めてから起き上がった。よし、今日も完璧に起きることができた!
伸びをしてから布団から出て、カバーをかけなおしてからリビングへ向かうと、キッチンからいい匂いがしてきた。
『如恵留おはよう』
如恵留「あ、亮平兄ちゃんおはよう!」
すぐ下の弟の如恵留がみんなの分の朝ごはんを作っていた。
『なんか手伝うことない?』
如恵留「大丈夫だよ!……あー、強いて言うならみんなのこと起こして欲しいかな」
『んふふわかった』
きた道を戻って魚の絵がかかっているドアをノックした。
『克樹〜起きて〜』
克樹「りょへにちゃ……ふわぁ……」
ドアの向こうから眠そうな克樹の声が聞こえてきた。克樹は大学院に進学するための勉強で日々頑張っている。なんだか懐かしいな、と思いながら次の部屋へ。
野球ボールの絵がかかっているドアをノックする。
『雄登〜朝だよ〜』
雄登「……ん?」
あ、これはまだ寝てるな。そう思いながらドアを開けると、ベッドの真ん中が膨らんだままだった。
『雄登起きて〜』
雄登「ぅえ!?今何時!?」
俺の声で意識が覚醒したらしい雄登が飛び起きた。
『6:34分。そろそろ起きないと時間に余裕がなくなっちゃう』
雄登「ヤッバイ!!亮平兄ちゃんありがと!!」
雄登がドタバタと部屋を出たのを見ながら、隣の馬の絵がかかった部屋をノックしようとした時だった。
ガチャ
飛貴「あ、亮平くんおはよ」
ほぼ半目の眠そうな顔をしてぬいぐるみを抱っこした飛貴が出てきた。
『飛貴のこと起こそうと思ってて、自分で起きてくれてよかった』
飛貴「おはよぉ」
ぬいぐるみを抱っこしたまま部屋を出て行く飛貴を見て、やっぱり末っ子だなぁ、となんだか微笑ましくなった。
『あぶね、電話』
たこ焼きの絵がかかったドアの側を通過しながら大晴に電話をかけた。
大晴「……あれ、亮平くんどうしたん?」
『朝だよ起きて』
大晴「え、もうそんな時間!?」
大晴は関西で一人暮らしをしているから、毎日電話をかけてリモートで一緒に朝ごはんを食べている。ちなみに関西の訛りがもう移って元から関西人だったっけ、と錯覚してしまうほど。
『また電話するからじゅんびしてよー』
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☆京香♪(プロフ) - リクエスト失礼します。兄弟全員で大晴の家に押しかけたら体調を崩していた、、、みたいなやつ←(雑)が読みたいです!難しかったら設定変えて貰ってもいいんですけど、大晴メインでお願いしますします! (2021年12月11日 17時) (レス) id: 45add8b663 (このIDを非表示/違反報告)
里桜(プロフ) - リクエストしてもいいでしょうか。 末っ子2人が勉強頑張りすぎて体調を崩してしまいそれをお兄ちゃん達が看病する話がみたいです。 よろしくお願いします。 (2021年10月14日 10時) (レス) id: f9576d00b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氺 | 作成日時:2021年9月29日 9時