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01:Contratto ページ2

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ゆらゆら、と体が揺れている感覚がして意識が段々と浮上してくる。

ああ、そういえば俺、誰かに拉致られて…
え?拉致られて、、???

焦りから、頭を殴られた感覚になり、即座に瞼を開く。
視界に広がるのは青空。
体はふわふわ宙に浮いている様なそんな感じだった。誰かに抱き抱えられている、と気がつくのは直ぐには気が付かなかった。

「あ、起きた。」

大丈夫?とふわふわしてゆらゆら揺れていた感覚の正体の男が声をかけた。
足からすとん、とゆっくり地面に下ろしてもらって、男の方を見つめる。
赤髪、鼻が高くてハーフっぽい、身長が高い。

悪い人ではなさそう、?

だが、気を緩めては昨夜と同じ事をおかしてしまう、と判断して少し警戒する。

「俺、昨日君を助けてあげたんだよ?」

そんなに警戒しなくてもいいのに、と少し悲しげに言う男。

…助けてくれた、え、命の恩人じゃん、

「け、警戒してしまってすみません、助けてくださってありがとうございます、なんてお礼言ったらいいか…」

どうお礼したらいいんだ、人助けをした時はお礼なんていい、と大概断るが、逆の立場にいざ立ってみたらお礼をしないと、って。
お礼、お礼、、とぐるぐる考えてしまった時、男がニコニコしながら言葉をこぼした。

「…お礼、俺と契約してくれません?」

は???契約?なんの?
え、俺、もしかして変な宗教かなんかに入教でもさせられる?

軽くパニックになっていたが男は信じにくい、とは思うんですけど、と続ける。

「俺、人間じゃなくて悪魔なんです。」

あくま、?あくまってあの悪魔?黒い角に矢印のしっぽのあの悪魔?????

・→←00:Prolog



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作者名:星屑。 | 作成日時:2020年11月28日 3時

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