嘘つきクリミナル【オリジナル】 (ページ17)

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Expectation

思い

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ーー

ー

私を見下ろすように立つちょび髭、いや、デイビット・ニャルフ

コイツが何者かどうかはしらねぇがとりあえず只者じゃないってことはわかる

さっきデイビット・ニャルフが言った言葉を思い出す

私が表の世界の人間になる？

私が表？

笑わせんじゃねぇ

今まで散々糞みてぇなことしてきて今更光なんて見るわけできねぇ

ましてや表に行って私にメリットは１ミリもない

「...」

今ここでコイツをやって外っつーかドアの手前で盗み聞きしてるチビもやっちまえばこんな面倒な質問には答えなくていい

てゆうかまず私は何で迷ってんだ

、

「、レディ？」

ﾊﾞｯ

デイビット・ニャルフが私に声をかけた瞬間私は動いた

が、

「おわっ！！？」

ﾄﾞﾀｰﾝ!

私は先程より低いところからデイビット・ニャルフを見上げていた

「おっと！大丈夫かい？」

わざとらしく言うデイビット・ニャルフ

コイツっ！私が動いた瞬間に足引っ掛けやがった！！

「っ！てんめぇ！！！」

私はデイビット・ニャルフを睨みあげ別のナイフを取り出そうとしたが、

「むぐっ！」

、

「もうヤメにしないかいレディ？いや、ジキル・ハンセント嬢？」

「ッ！！！」

私の頬を片手でわし掴み怪しい笑みを浮かべるデイビット・ニャルフ

「レイに君のことを聞いたときから君の素性は調べ尽くしてある。ま、なかなか難しかったんだけどね？

それに君が人を殺し続けていると言ったら孤児院の先生方は傷つくんじゃあないかな？いくら孤児院に金を回してくれていたって教え子が人を殺して金を稼いでるんだ。しかも先生方にはもう殺しはやめたって言ってあるんだろう？なのに？いいのかい？

ここで、俺と、レイを殺して。」

！！！

「テメェにはカンケーねぇだろうがッッ！！！」

私は掴まれていた頬を無理やり剥がし、叫んだ

「テメェに何が分かるってんだ？！！あ"？？！私がやり続けないとたくさんのガキ共が私の仲間みてぇにゴミみてぇに死んでくざまを先生達に見せろってか！！？

ふざけんなっ！！！メシもまともに食えねぇ着る服もねぇ...挙句の果てにはガキの頃から人を殺して金奪うガキなんざ私だけで充分なんだよっ！！！！」