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49話 ページ7

──


鯉の死体が浮く。




私たちの立つ孤島が揺れた。





「あれが主」





水中から轟音を立てて飛び上がった一匹の鯉を少年が指す。





大きさは普通の鯉と同じだが、真っ黒で、どこに目があるのかも分からない。



そしてはたと気づく。







「……さっきあれと目合ったんだけど……」

「ウケる」

「ウケない」





鼻で笑った少年の頭をはたく。









「これでどうするの?」

「まぁ、見た感じ1級程度だし……イケんじゃね?」

「戦うの?」

「じゃなきゃ出られないだろ」

「いや、でもまだ幼いのに……」

「は? なにじゃあお前が戦うわけ?」




怒ったように目をつり上げる少年に向かって、腰を(大体)90度に折る。









「いえ、お願いします」

「なんなんだよ、お前」

「いえ、やはりか弱いですからね、私」

「……ぅわ……」

「やめて、そんな軽蔑的な目を向けないで」





眉の間にシワを寄せてこちらを見てきたため、自分の目を隠して視線を遮断する。




すると後ろに突き飛ばされた。








「なに!?」

「ちゃんと相手の動き見てねぇと死ぬぞ!」




私のさっき居たところを見ると、下がえぐれていた。





この島、浮き輪じゃなくて良かったぁ。










……ではなく。





庇ってくれたことが嬉しく、少し呆けてしまった。









「……ありがと……」

「いいから、俺の後ろから動くなよ!」





怒っているのか焦っているのか、彼の口調が荒く、喋るスピードも早かった。

50話→←ちょこっと雑談



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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟   
作品ジャンル:恋愛
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- あ…笑笑パッパーエンド笑笑ハッピーエンドです笑ごめんなさい笑 (1月31日 19時) (レス) @page8 id: c3a5fb6d36 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - 愛さん» ありがとうございます!! ひとつ気になってしまって……誤字だとはわかるんですが……パッパーエンドってなに!?笑 これからも更新頑張ります!! (1月31日 7時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
- クソガキ五条めっちゃ可愛いですね!私も好きな作品がパッパーエンドじゃなくて、、でも、最後いい感じで終わって…多分作者さんとおんなじかなー?とか思ってます笑更新頑張って下さい!! (1月30日 21時) (レス) id: c3a5fb6d36 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - なーとさん» コメントありがとうございます! そう言って貰えて嬉しいです😭 これからも更新頑張ります! (1月30日 20時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
なーと(プロフ) - あぁ五条先生かっこかわいいよぉぉぉぉぉぉぉ!これからも応援してます大好きです!!!! (1月30日 19時) (レス) @page7 id: 30737ba1ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏斗 | 作成日時:2024年1月25日 21時

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