47話 ページ4
──
「ふーん……わかんねぇ〜」
「……」
私は今、大人の君と付き合ってるんだよ、と伝えれば、彼は興味無さそうに小刻みに頷いた。
「なにが?」
「俺がお前みたいなパンピーと? 呪術師でもない雑魚なのに?」
「……なんか魅力あるのかもしんないじゃん!?」
「ねぇだろ」
五条さん(クソガキ)は不愉快そうに顔を歪め、べーっと舌を出した。
怒りが募っても、自分より年下に(ましてやクソガキだとしても)ぶつける気はない。
なぜなら私は常識人だから!
「それより、どうやって出るのかわかる?」
「……この領域の主を祓う……か、殺すか」
「殺す?」
「呪詛師……人間だった場合」
「殺せるの?」
「相手のこと殺さなきゃ殺されんだろ?」
さも当たり前かのように言われるが、まったく理解できない。
そんな物騒な出来事に遭遇したことがないからね。
「あぁ、お前パンピーだもんな。俺は最強だから命狙われるんだよ」
「……こんなクソガキだもんね、殺したくなるのわかる」
「そういうことじゃねぇよ! 死ね!」
「そういうとこだよ、クソガキ!」
さすがに死ねは見過ごせない。
私は、元々精神年齢も高い方じゃない。
思わず頭を引っぱたいてしまった。
「いてぇな、クソアマ!」
「口悪いな、クソガキ! それでもいいとこのお坊ちゃんか!」
「お前こそ、女のくせに口悪いんだよ!」
「男とか女とか関係ないでしょーが!」
ガミガミと大声で罵りあう。
「俺に口答えすんじゃねぇ!」
「残念だけど、今は私の方が年上だから! Aさんって呼べ!」
「やだね。俺がそんな呼び方したいと思えるくらい強くなってみろよ!」
「はぁ!? 意味わからない! そうやって自分の有利な方に持ってくのだっさ!」
「だっ……!?」
ショックを受けたのか、彼は目と口を開いたまま固まってしまった。
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コメントほしいなぁ……笑
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愛 - あ…笑笑パッパーエンド笑笑ハッピーエンドです笑ごめんなさい笑 (1月31日 19時) (レス) @page8 id: c3a5fb6d36 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - 愛さん» ありがとうございます!! ひとつ気になってしまって……誤字だとはわかるんですが……パッパーエンドってなに!?笑 これからも更新頑張ります!! (1月31日 7時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
愛 - クソガキ五条めっちゃ可愛いですね!私も好きな作品がパッパーエンドじゃなくて、、でも、最後いい感じで終わって…多分作者さんとおんなじかなー?とか思ってます笑更新頑張って下さい!! (1月30日 21時) (レス) id: c3a5fb6d36 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - なーとさん» コメントありがとうございます! そう言って貰えて嬉しいです😭 これからも更新頑張ります! (1月30日 20時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
なーと(プロフ) - あぁ五条先生かっこかわいいよぉぉぉぉぉぉぉ!これからも応援してます大好きです!!!! (1月30日 19時) (レス) @page7 id: 30737ba1ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏斗 | 作成日時:2024年1月25日 21時