33話 ページ37
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ジャージに着替えた真希さんたちに着いていくと、運動場の真ん中に人が立っていた。
あれが夏油先生か。
この前チラッと会っただけだから少し忘れていた。
「傑〜」
「遅かったね……って、なんで悟の彼女がここに？」
私を見ると、夏油さんは苦い顔をした。
え、なんか嫌われてる？
「悟が過保護なんだよ」
「……なるほどね。大体分かった。えっと……名前なんだったっけ」
「Aです」
「そうだったね。それじゃあAちゃんは端にいてね」
夏油さんが首を傾けて笑う。
真希さんから階段に座ってるよう言われたため、石の階段に腰を下ろす。
「じゃあはじめようか！」
夏油さんが声をかけると、それぞれ準備運動を始めた。
準備運動が終わると、真希さんと乙骨くんはそれぞれ武器を構え向き合った。
パンダくんと狗巻くんは夏油さんと組手を始めていた。
「すご……」
真希さんの反射神経や、道具の扱いが、上手く言葉に出来ないけどとても凄かった。
乙骨くんは攻撃を受けたりいなしたりしつつ、徐々に真希さんを圧倒していた。
パンダくんたちの方を見ると、目が点になった。
夏油さん対パンダくんと狗巻くん……？
2対1……？
しかもパンダくん投げられてる!?
「夏油さんすご……」
あ、次は狗巻くんが投げられた。
お、パンダくんナイスキャッチ。
真希さんの方を見ると、ちょうど乙骨くんが真希さんに一撃いれていた。
体をくの字に曲げて地面にしゃがみこむ真希さんに思わず駆け寄った。
近くで、乙骨は申し訳なさそうに謝っていた。
「大丈夫!?」
「真希さんごめん！」
「これくらい平気だよ。不意打ちで驚いただけだ」
そういうと、本当に平気そうに立ち上がり、道具を構え直していた。
「憂太、もう1戦。A、巻き添い食らうかもしんねーぞ」
「も、戻るね！」
真希さんに背中を向けてもと座っていた位置まで走る。
後ろからは、金属の擦れ合う轟音が聞こえていた。
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夏斗(プロフ) - 不鬱さん» いやぁ、なんか凄いお金は渡してるイメージがあって！ 自分でも少し笑いながら書いてました笑 (1月5日 20時) (
レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
不鬱(プロフ) - 五条さんからもらった沢山のお金が入った財布で笑ってしまいました！五条愛が凄いな！と思いました！？ (1月5日 19時) (レス) @page33 id: d8d677a26c (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - みつきさん» ありがとうございます！ これからも溺愛させたいと思います！笑 (1月5日 14時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
みつき(プロフ) - 五条悟の愛が素晴らしいと思います (1月5日 8時) (レス) id: 5d80019c07 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - 不鬱さん» ありがとうございます！ (1月1日 13時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏斗 | 作成日時：2023年12月16日 18時
