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32話 ページ36

──


私のことを高専生だと思っていたらしい乙骨くんは、そうではないと伝えると驚いていた。


この人、驚いてばっかりだな。




「そっかぁ……呪術師じゃないんだぁ……」

「いつも安全圏にいるからな、悟も安心だろ」

「安心だったら高専に連れてこないと思うけどな」




パンダくんの指摘に全員が確かに、と頷く。



心配されてるのは嬉しいことなのだが、過保護すぎではないだろうか。


渡されたお金の量も半端ないし。





「あ、Aさんは海外とか行ったことある?」

「ないよ。乙骨くんはあるの?」

「うん。今も一時帰国してるだけだしね〜」

「普段は海外で生活……?」

「あ、任務の一環で海外を飛び回ってるんだ!」




言葉が通じない場所で、見える人が限られているものと戦うのってめっちゃ孤独じゃないか……?




「特級だと普通に海外行くらしいぞ」

「じゃあ英語ペラペラなんだ?」

「あ、いや……そういうわけじゃなくて。僕は外国の人と回ってるんだ。ミゲルさんって言うんだけどね」

「へ〜」




特級、大変なんだな……。


あれ?





じゃあ、五条さんも泊まり込みで〜とか、海外に飛ぶ〜、とかあるかもしれないってことか。






1人……1人……慣れない家で1人……。




……その時は誰か家に招く許可もらおうかな。





窓の外を見た真希さんが、思い出したようにこちらを向いた。




「あ、そういや今日は傑の授業あったよな」

「地獄の体術な」

「しゃけぇ〜……」






地獄の体術……!?






「Aは見学してくだろ?」

「え? あ、いいなら……」

「少し参加してみるか?」

「運動は苦手だから遠慮するよ」






学校の体育、どれだけサボれるかを考えてたからね。



いかに目立たずに授業を受けてるふうにするか。




それだけを考えて体育を受けてたからね!

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟   
作品ジャンル:恋愛
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夏斗(プロフ) - 不鬱さん» いやぁ、なんか凄いお金は渡してるイメージがあって! 自分でも少し笑いながら書いてました笑 (1月5日 20時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
不鬱(プロフ) - 五条さんからもらった沢山のお金が入った財布で笑ってしまいました!五条愛が凄いな!と思いました!? (1月5日 19時) (レス) @page33 id: d8d677a26c (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - みつきさん» ありがとうございます! これからも溺愛させたいと思います!笑 (1月5日 14時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
みつき(プロフ) - 五条悟の愛が素晴らしいと思います (1月5日 8時) (レス) id: 5d80019c07 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - 不鬱さん» ありがとうございます! (1月1日 13時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏斗 | 作成日時:2023年12月16日 18時

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