3話 ページ3
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私がトイレから戻り、いつものように友達の輪に加わろうとした。
しかし、足を止めた。
「最近のA、ウザくない?」
「え、わかる! ひっつき回ってくるし……ストーカーみたいな?」
ハッキリと自分の悪口を聞くのは初めてだった。
自分がストーカー気質なのは知っていた。
だからストーカーだと言われても傷つかない。
でも “ウザイ” は別だ。
自分の存在を、居場所を否定されて奪われた気がするから。
「……」
割って入れるメンタルなんてない。
相手を言い負かす可語彙力がある訳でもない。
ただただ逃げるように自分の席に座り、本を開く。
無数の文字を見ながら、頭の中では「ウザイ」という言葉がぐるぐると回っていた。
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「A、邪魔」「うるさい」「気持ち悪い」
実の妹にも言われたな、確か。
父親は元々体が弱い方だったから、私が中学を卒業してすぐに他界した。
それから、母が夜に働きに出るようになって、今までの生活とは180度変わった。
だから、妹もストレスが溜まっていたのだろう。
姉である私に八つ当たりするのも、おかしくはない。
だけど、私だってストレスは溜まる。
ヘラヘラと笑顔でなんでも許してくれる姉なんていない。
「ね、今日の夕飯……」
「いらない」
「お菓子食べたの?」
「違う。ダイエット中。あ、そこ邪魔」
押されるように退かされ、床に落ちていた消しゴムを踏んでしまった。
足の裏に痛みが走った。
あぁ、ダメだ。何も上手くいかない。
ただ、普通に、むしろ頑張って生きてるだけなのに。
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夏斗(プロフ) - 不鬱さん» いやぁ、なんか凄いお金は渡してるイメージがあって! 自分でも少し笑いながら書いてました笑 (1月5日 20時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
不鬱(プロフ) - 五条さんからもらった沢山のお金が入った財布で笑ってしまいました!五条愛が凄いな!と思いました!? (1月5日 19時) (レス) @page33 id: d8d677a26c (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - みつきさん» ありがとうございます! これからも溺愛させたいと思います!笑 (1月5日 14時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
みつき(プロフ) - 五条悟の愛が素晴らしいと思います (1月5日 8時) (レス) id: 5d80019c07 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - 不鬱さん» ありがとうございます! (1月1日 13時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏斗 | 作成日時:2023年12月16日 18時