17話 ページ19
──
「Aちゃん、今日どうする?」
「え? あ、あぁ……」
「僕、これからまた任務で行かなきゃなんだけど、僕の家使う?」
そんな簡単に人の家使えるかい。
「あ、僕あんまり帰れてないから埃溜まってるかも……やっぱり仮眠室使っちゃおっか?」
「あ、はい」
夜の学校か……
怖すぎる。
なんて思いながら後ろを歩くと、ベッドと小さい冷蔵庫などが置かれた部屋に着いた。
「これ、ここに入ってる飲み物は勝手に飲んでいいやつだから。あ、お風呂どうする? 共有の風呂はあるけど……あ、野薔薇とか真希呼ぼっか!」
ひとりで勝手に話を進めていき、野薔薇ちゃんや真希さんに電話をして、本当に呼び出した。
もう8時だよ? とっくにお風呂入ってるでしょ……
「風呂? 今から入るとこ。野薔薇も、な?」
「えぇ。ちょうど任務から帰ってきたところなの」
「よかったね」
五条さんが優しい笑顔で頭を撫でてきた。
この人、スキンシップ多い気がする……。
頭撫でられるのは好きだし、いいんだけどさ。
「服は私の貸してやるよ。悟、さっき伊地知さんがお前のこと探してたぞ。早く行ってやれよ」
「んー。じゃあ行ってくるよ。また明日ね」
ヒラヒラと手を振り、軽やかにスキップしながら去っていった。
姿が見えなくなるまで見送ると、真希さんが肩に触れてきた。
「準備してくっから待ってろ。野薔薇は?」
「私はもうできてるんで、Aさんと先にお風呂向かってますね!」
「わかった」
野薔薇ちゃんに手を引っ張られ、お風呂場へと向かった。
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夏斗(プロフ) - 不鬱さん» いやぁ、なんか凄いお金は渡してるイメージがあって! 自分でも少し笑いながら書いてました笑 (1月5日 20時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
不鬱(プロフ) - 五条さんからもらった沢山のお金が入った財布で笑ってしまいました!五条愛が凄いな!と思いました!? (1月5日 19時) (レス) @page33 id: d8d677a26c (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - みつきさん» ありがとうございます! これからも溺愛させたいと思います!笑 (1月5日 14時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
みつき(プロフ) - 五条悟の愛が素晴らしいと思います (1月5日 8時) (レス) id: 5d80019c07 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - 不鬱さん» ありがとうございます! (1月1日 13時) (レス) id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏斗 | 作成日時:2023年12月16日 18時