7話 ページ8
me side
あ、ありのまま今起こったことを話すぜ！
たった今帰ってきたら愛豚のトンちゃん(豚)がトンちゃん(人間)になっていた
な、何を言っているのかわからねーと思うが私も何が起きたのか分からなかった…
頭がどうにかなりそうだった
催眠術だとか妄想だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
『えーと……あ、うん。トンちゃん？』
｢なに？｣
『…とりあえず状況説明求む』
いやペットに何言ってんだ私。
とも思ったけどさ、流石にね？
わーいトンちゃーんって家帰ってきたらそのトンちゃん(豚)がトンちゃん(人間)になってるんだよ？そりゃポルナレフになっちゃうよね(白目)。
｢セツメイ…？いうて俺もよく分からんよ。いつだったかは忘れたけどな、ご主人様がダイガク行ってる間にお腹空いてん。そんとき机の上にあったペレットみたいなやつ食べたら人間なれるようなった｣
『へぇ…』
ごめんやっぱ何言ってるか分かんない。
『それは自分の意思でなれるん？』
｢なれるよ。でも人間なると毎回服着てへんから、勝手にいつも借りてた｣
なるほど、おにい背丈大きいからなぁ。
…ん？
『ペレット食べたって言った？』
｢おん｣
『…もしかして黒いやつ？』
｢おん。なんか甘かったで｣
『………あーーーーうん、今全てを理解したわ』
私がミニブタを飼っていることは知人には周知の事実で、興味があると遊びに来る人も多い中、1人だけ"実験"と称し兄の手を借りては勝手にこの家に忍び込んでくる輩がいる。
『あんの
マ ジ で ぶ ち こ ろ が す
よくもうちのトンちゃんに薬盛ってくれやがったな。
これは粛清案件ですわ、はい。
｢なあ、ご主人様｣
『ん？なんだいトンちゃん』
ちょこんと体躯に合わない可愛らしい体育座りをしていたトンちゃんが、急にご機嫌伺いするような声をだした。…待って私そんな怖い顔してた？
｢…俺、豚の姿のままのほうがええ？｣
『…え？』
｢ご主人様がそんな悩んでるのって、俺が人間になっちゃったからかなって…嫌なら豚のままでおるし、今の生活も何ら不満はないから｣
『トンちゃん…』
ああ、これでは飼い主失格だ。
不安なのはトンちゃんだろうに、
逆に私が心配されてどうする。
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まる(プロフ) - は〜ぇ〜〜〜〜？？？章の最後にそれ持って来ますか…はぇ〜……叫んじゃった…ネタバレもせんし検索避けするけど、これから読む人覚悟してほしいレベルで最高作品ですねこれ…続編行ってきます (6月23日 11時) (
レス) @page50 id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
モッチンプリーン - ふぁｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯ、トンちの純粋さ が神ってる……ぐへへ……（変態） (2022年6月27日 0時) (レス) @page28 id: f9adfbd91d (このIDを非表示/違反報告)
天の河 - くああ800票を801票にしてしまったぁ…続編も楽しんできますね！ (2020年12月23日 19時) (レス) id: cb69af0fdb (このIDを非表示/違反報告)
そらばうぉ＠（大体）同い年卍同盟(プロフ) - ななななんと…grさん…！なんか悲しいっ…！？ (2020年10月16日 17時) (レス) id: c189a0280b (このIDを非表示/違反報告)
めろん - トントンさんが可愛すぎる！！あと、ぺ神さんがお兄ちゃんっていうところもめっちゃ好きです！これからも体調に気をつけて、更新頑張って下さい。応援してます！！！ (2020年10月3日 16時) (レス) id: aafa0eac70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Toki | 作成日時：2020年6月30日 7時
