39話 ページ40
sn side
渾身の力でナニを抑えつけた俺は、リビングで若干緊張した様子のトンちゃんと対面する。豚だとあんなにも人懐っこいのに、人間状態だと見知った人でも慣れないらしい。
｢ごめんねぇトンちゃん。今は落ち着いた？｣
tn｢はい、大丈夫です｣
｢良かった。それはAが選んだやつ？｣
それ、と指さしたのは全く知らない服。
俺の趣味というよりかはAよりのもので、トンちゃんのためにAが選んだんだろうなと思い言ってみると、少しだけ顔を赤くするトンちゃん。
…あれ、それはどういう顔ですか？
tn｢あ、はい…ご主人様が、お兄さんの服だと大変やからって｣
｢俺は別にいいんだけどねー。まぁAは優しいからね｣
持ってきた酒の缶を開けながら、｢はい…｣と嬉しそうに頷くトンちゃんにAから頼まれていたことを聞いてみる。
｢そういえばさ、Aがトンちゃんに避けられてる気がして悲しいって言ってたんだけど｣
tn｢ﾌﾞｯﾌｩ｣
｢ぇえええちょっと大丈夫？｣
いやわかり易すぎだろ。
今のでなんか察したわ、うん。
｢…なんかあったんだね？｣
tn｢ブフッ、ま、まぁ……はい｣
あらお顔が真っ赤っか。かわいい。抱きたい。
っていやそうじゃなくて。
｢Aも気にしてたみたいだからさ、俺でよければ話して欲しいんだけど｣
tn｢いや…うぅん｣
｢それとも…俺にも話せないようなことしちゃったん？｣
ただのカマかけ。
しかし途端に動きがぎこちなくなったトンちゃんを見て、俺も察してしまった。
｢…ぇ、トンちゃんもしかしt｣
tn｢いやちゃうんですよ！あれは事故だったんやって！｣
｢…事故？｣
ばっと顔を上げたトンちゃんは目に涙を貯めながら囃し立てるように話しまくる。その勢いに相槌すら打てないほどに。
tn｢ご、ご主人様がお酒に酔っちゃって…俺、あんなご主人様見たことなくて混乱してたのにッ、ご主人様がわざとらしく胸当ててたりして！俺どうすればいいかわからんくてッ！でもご主人様だから断れなくてっ…！｣
｢…｣
tn｢ご主人様にな？い、一緒に寝ようって言われてん。でもなんか恥ずかしくていいって言ったのに思いっきり腕引かれてベッドに飛び込んじゃって…そ、そんで…ッ！！｣
｢…そんで？｣
急に言葉に詰まったトンちゃんを見ると、羞恥に真っ赤にした顔が目に入る。
tn｢…ご主人様に、キス、されました…｣
…
……
………oh…
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まる(プロフ) - は〜ぇ〜〜〜〜？？？章の最後にそれ持って来ますか…はぇ〜……叫んじゃった…ネタバレもせんし検索避けするけど、これから読む人覚悟してほしいレベルで最高作品ですねこれ…続編行ってきます (6月23日 11時) (
レス) @page50 id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
モッチンプリーン - ふぁｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯ、トンちの純粋さ が神ってる……ぐへへ……（変態） (2022年6月27日 0時) (レス) @page28 id: f9adfbd91d (このIDを非表示/違反報告)
天の河 - くああ800票を801票にしてしまったぁ…続編も楽しんできますね！ (2020年12月23日 19時) (レス) id: cb69af0fdb (このIDを非表示/違反報告)
そらばうぉ＠（大体）同い年卍同盟(プロフ) - ななななんと…grさん…！なんか悲しいっ…！？ (2020年10月16日 17時) (レス) id: c189a0280b (このIDを非表示/違反報告)
めろん - トントンさんが可愛すぎる！！あと、ぺ神さんがお兄ちゃんっていうところもめっちゃ好きです！これからも体調に気をつけて、更新頑張って下さい。応援してます！！！ (2020年10月3日 16時) (レス) id: aafa0eac70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Toki | 作成日時：2020年6月30日 7時
