23話 ページ24
me side
tn「ご主人様…俺、めっちゃ怖かった」
こんな公衆の前で、とか。
あっちにロボロたちがいるのに、とか。
そんなことが全部どうでも良くなるくらい、強い力で抱き締められる。震える身体に腕を回してぽんぽんとあやせば、落ち着いたのか抱擁を解いてくれた。
『ごめんなぁ。やな思いさせたなぁ。もう大丈夫やからな』
泣いてはないが泣きそうなトンちゃん。よしよしと腕を伸ばして頭を撫でると、気持ちよさそうに目を細めた。
rb「…あのーAさん?お取り込み中すみませーん」
『…………あっ()』
………。
わ す れ て た 。
* * *
gr「…ここ、普通に公共の場やぞ」
『…はい。ほんとすみません』
kn「周りの目くらい考えろや。俺らも痛い思いしたわ」
『すみません』
os「ちょっとあれは…ねぇ?ひとらん」
ht「うん。やりすぎだと思うよ」
『すみません』
shp「だから先輩彼氏出来ないんすよ」
『すみませちょっと待て紫檀1回表出ろ』
公園から少し離れたカフェテリア。
大人数で席を取り、黒崎を中心に投下される小言爆弾とそれを一身に受ける私。目の前で困惑するトンちゃん。それをなんとも言えない目で見るロボロ。
…すまん、誰か助けてくれ。
「──ご主人様、なんも悪くないやん。何をそんな謝る必要があんねん」
『トンちゃん…』
機嫌悪そうな、それでいて不安そうな。そんな目で彼らを睨むトンちゃんを見て、ロボロが助け舟を出してくれた。
rb「…ん"ん"。とにかく、Aはトンちゃんについてちゃんと説明せな」
『ロボロナイス助け舟…!後でいい女の子紹介するな!』
rb「余計なお世話や!!」
いつもの怒号で和らいだ空気に安堵し、『…実はな』とこれまでの経緯を説明した。
gr「やはりくられ先生か」
os「まぁ、あの人のやりそうなことめう」
ht「…にしても凄いね。本当に人間になれるなんて」
『まぁ、私が1番びっくりしとるんやけど』
kn「ほんまにあの写真の豚なん?」
shp「てか先輩のことご主人様呼びなんすね」
『そういえばそうだったわ』
gr「俺はてっきりそういうプレイかと」
『おうなんじゃテメェその綺麗なお顔に傷つけて欲しいんか?』
rb「どう見ても女子大生が発する言葉ちゃうで」
shp「だからモテないんすよ」
『お前マジギルティさっさと滅べロリコン野郎』
gr「顔はいいのに口が悪すぎる」
『誰のせいじゃボケェ』
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まる(プロフ) - は〜ぇ〜〜〜〜???章の最後にそれ持って来ますか…はぇ〜……叫んじゃった…ネタバレもせんし検索避けするけど、これから読む人覚悟してほしいレベルで最高作品ですねこれ…続編行ってきます (6月23日 11時) (レス) @page50 id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
モッチンプリーン - ふぁッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ、トンちの純粋さ が神ってる……ぐへへ……(変態) (2022年6月27日 0時) (レス) @page28 id: f9adfbd91d (このIDを非表示/違反報告)
天の河 - くああ800票を801票にしてしまったぁ…続編も楽しんできますね! (2020年12月23日 19時) (レス) id: cb69af0fdb (このIDを非表示/違反報告)
そらばうぉ@(大体)同い年卍同盟(プロフ) - ななななんと…grさん…!なんか悲しいっ…!? (2020年10月16日 17時) (レス) id: c189a0280b (このIDを非表示/違反報告)
めろん - トントンさんが可愛すぎる!!あと、ぺ神さんがお兄ちゃんっていうところもめっちゃ好きです!これからも体調に気をつけて、更新頑張って下さい。応援してます!!! (2020年10月3日 16時) (レス) id: aafa0eac70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Toki | 作成日時:2020年6月30日 7時