. ページ35
・
「離れろや」
「わ、何すんねん、うらさん」
うらたさんがズカズカと歩いてきたかと思えば、即座に私と志麻さんを引き剥がす。恥ずかしかったから少し助かった…
うらたさんと志麻さんが言い合い…いや、志麻さんが怒られていると後ろからガバッと誰かが覆いかぶさってきた。最近はもう驚かない。この大きさ、匂いは…
『どうしました?坂田さん』
「ん!」
『?お肉??』
「うん、これめっちゃ美味かったんよ!
せやからAにも食べて欲しいな〜って思って!」
『あ、ありがとうございます?』
どーぞ!とずいっとフォークに刺したお肉を顔の前に出される。あーんということか…
『ん、おいひい!!』
「せやろーーー!これセンラ作れんかな〜?」
「どれですか?」
『センラさん、いつの間に…』
センラさんの手にはお皿にいっぱいのデザート
Aちゃんに持ってきたんよー?なんてふわっと笑うセンラさん、うん…ずるい
「この料理やろ〜?
んー、全く同じは出来んやろうけど似たのは作れると思うで?」
「ほんま!?やったー!!A、楽しみやな!」
口をモグモグさせながらお皿いっぱいのデザートを私の前のテーブルに優しく置くと
「どーやったら美味しいデザートできるんか一緒に食べて研究してくれません?」
『はい、一緒に研究します』
「なになにー!俺もやる!!」
「坂田は食べたいだけやろ」
「そうやけど俺も食べる!!」
ため息つきながらもええよ、と言うセンラさんは楽しそうだった
・
992人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
姫菜(プロフ) - 本当にとても素敵な作品で一気に読んじゃいました!!続編を公開するご予定はありますでしょうか? (9月20日 19時) (レス) @page50 id: 05e4a34920 (このIDを非表示/違反報告)
氷雪利(プロフ) - ぞ、続編のパスワード教えて欲しいです… (9月3日 12時) (レス) id: 9b1774a918 (このIDを非表示/違反報告)
月永悠(プロフ) - ああぁぁぁ………好こだ……更新頑張ってください!! (2019年10月18日 7時) (レス) id: 73f2911850 (このIDを非表示/違反報告)
ノン。叉は熊ねぇ(プロフ) - 更新されるたびに☆押しちゃう…←意味ない (2019年10月17日 22時) (レス) id: 873b1f45bc (このIDを非表示/違反報告)
sakako(プロフ) - あー、好きです!!(唐突)なんでもっと早く見なかったんだ私…!!と、思っちゃうほど面白くて一気に世界観に引き込まれてしまいました!応援してます!更新頑張ってください! (2019年10月15日 20時) (レス) id: d08b40b16f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くりーむぱん | 作成日時:2019年10月7日 19時