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私に体重を預けてくるからよろよろしながらタクシーの中に押し込んでそらるの住所を伝える。
「ちょっと、」
こんな真っ白なくせに力強いのなんなの。
首元にふわふわとした黒髪が当たって離れてくれない。
運転手さんは勘弁してくれよと溜息をついていてさすがに申し訳なくなって私も一緒に乗り込んだ。
「こんなに酔うなんて珍しい」
私の腕を掴んで離さない子供みたいなそらる。
綺麗な黒髪に指を通すとふふ、とそらるから笑い声が漏れた。
本当に子供じゃん
「着きましたよ」という声でハッとする。
私もうとうとしてたみたい。
そらるを起こすと力の抜けて席に投げ出されてた手がまた腕に絡まった。
ちょっとは、力、入れてよね
やっとのことで辿り着いたそらるの家は私とは比べ物にならないほど良い家だ。
デカさも綺麗さも全部負けているし、何回来ても圧倒される。
「はい、着きましたよっと」
あー重かった。
そらるを玄関に座らせると一気に疲れがやってきた。
「私、帰るからね。ちゃんと自力でベッド行ってよ？」
ゆらゆらとした瞳で私を見つめるから可愛くて、
そらるの頬に手をおいてそうそう見られないこの姿を目に焼き付けておこうと……、
したのに。
頬においてあった手はそらるの左手に簡単に絡め取られ、右手が後頭部に回ったと思ったら
息が出来なくなった。
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らん(プロフ) - 窒素さん» 窒素さん、そんなこと言ってもらえて私も嬉しいです。こちらこそ私の作品を読んでくださってありがとうございます♡ (2021年10月22日 18時) (
レス) id: 9693ea101e (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - ねこまる@Milkさん» ねこまるさん、コメントありがとうございます！♡ (2021年10月22日 18時) (レス) id: 9693ea101e (このIDを非表示/違反報告)
窒素(プロフ) - 完結おめでとうございます！めちゃめちゃ好きすぎて他の作品含め一気に読んでしまいました…。らんさんの言葉選びや表現とても好きです！素敵な作品と出会わせてくれて本当にありがとうございます！これからも応援させていただきます！ (2021年10月22日 16時) (レス) @page41 id: 6b83b66dbf (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる@Milk - 完結おめでとうございます！次の作品も楽しみにしてますね！ (2021年10月22日 7時) (レス) @page41 id: b6e29333b6 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - やをさん» やをさん、ありがとうございます♡ (2021年10月21日 21時) (レス) id: 9693ea101e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らん
| 作成日時：2021年10月8日 19時
