24歳と18歳【nqrse】

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頭、いたい。


ズキーンとした痛みで目を覚ます。

昨日は…打ち上げに参加したよね。
それでどうしたっけ

そんなことを考えていると
おはようございます、と明るく言うアナウンサーの声が耳に入る。

あ、れ？テレビ付けっぱなしで寝ちゃったのかな


「え、」


「おはよ」


なんで、


え？


「なるせくんが、なんで私の家に？」


朝、なんだけど？
なのに私の部屋になるせくんがいる。


「Aが服を掴んで離してくれなかったから」


嘘でしょ……
そんな、小さい子供みたいなことしてなるせくん困らせてたの。

昨日の自分を悔やむ。


「てか、お酒なんて飲んでんなよ」


「えっ私お酒飲んでたの？」


「そーだよ、気を付けろよ」


だから頭が痛いんだ。
これが二日酔いというやつか。


「ごめん…送ってくれたの？」


「うん、フラフラしてて心配だったから。勝手に泊まってごめんな」


「それは、全然大丈夫。むしろごめん…」


なるせくんは、もういいってと笑ってそのままニュースを見てる。

途中、コーヒー貰っていい？と言われて自分の分となるせくんのコーヒーを入れている時に、新婚みたいだなぁなんてにやにやしてしまった。


「そういえばさ、そらるさんといつの間に仲良くなってたの」


「仲良いのかな？普通だよ」


「そらるくんて呼んでんのに普通なわけないだろ」


「え！私が？そらるくんって？」


…あ〜なんか昨日そんなこと言ったような気もする。

だんだん記憶が蘇ってきて、青ざめる。

どうしよう。超失礼なことしてしまった。
そらるさんの前で駄々こねたり、すごい馴れ馴れしく話したりしてた気がする。

うわー、やっちゃった！


「酔ったテンションで言っちゃったのかな…あとでそらるさんに謝らなきゃ」


「ふーん、まぁいいんじゃない？そんなこと気にする人じゃないし」


そうかなぁ、そうならいいんだけど。
確かに、それ以前にも突然家に行って号泣したりしたしね…

うん、きっと大丈夫だ。


ふたりで並んで座りテレビを見る。
ぼーっとしてゆっくり時間が流れる。

こんな毎日だったら最高なのに。

少しゆっくりしたらなるせくんは、仕事だから行くわと帰っていった。

もう少し、一緒にいたかった。



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