24歳と18歳【nqrse】

01. 24歳と18歳 ページ1

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(今日上げた動画の歌詞表記が間違ってたみたいでさー)


「やばいじゃん、動画作ってくれた人直せないんすか？」


(うん、今家出てるみたいで)


「あーそうなんですね、でも今日中には直して上げたいですよね」


(でも、そんな都合良く直せる人いないしなー…)





「なるせくんっ」




「……そらるさん、いました」


またかけ直します、と言うと電話越しではっ？て声が聞こえた。


「A…？」


あまりに変わっていて一瞬分からなかった。前にあったのはいつだっけ。


「うん、いま東京の学校通ってて」


「それは母さんから聞いてる、あの本当突然で悪いんだけど頼まれてくれない？」


「え、うんいいけど」


なにを？というAを引っ張って自宅に入る。
その間も周りをキョロキョロして戸惑っているのが分かる。


「映像系の学校通ってるんだよね？」


「そう！なんで」


「それも母さんから、とりあえずここ直せる？」


ざっくりと説明するとすぐ作業に取り掛かってくれた。
久しぶりに会ったのに申し訳ない。


無事直してくれて今日中に上げ直すことが出来た。


「まじありがとう」


「全然大丈夫、これくらいならいつでもやるよ」


「てかなんか用だった？」


「あー、んーと」


会いたかったから、と照れながら言うAが可愛くて頭を撫でる。


「そっかそっかー、元気にしてた？」


「うん、学校にも一人暮らしにも慣れてきたし」


「一人暮らししてんの？大変だろ。いつでも頼っていいから」


「ありがとう、頼りにします！」




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