顔を隠した無口な少年(少女)は高校に入学します！！

11話 ページ14

あの後、何故かだんまりとした空気が流れ、気まずいながらも立派な体育館へとたどり着いた。
中ではもう既に練習を始めているのか、
ボールを打つ音や掛け声が外まで響いていた。

金「及川さん達、いるかな？」
国「いるでしょ。
　アイツと同じバレー馬鹿なんだから。」
金「おい、それは言いすぎだろ。」
国「本当の事じゃん」
『アイツって？』
金「・・・なんでもない」
『・・・・』

どうやら、彼らも何かを抱えているらしい
予想では、仲間との喧嘩かな？

??「ん？あれ〜、金田一達じゃん
　 おっひさ〜」
金「あっ、及川さんお久しぶりっす。」
国「岩泉さんも。久しぶりです」
岩「あぁ、久しぶりだな。
　って言っても、金田一は朝方会ったけどな。
　あいつとはもう会ったか？」
金「えぇ、俺のすぐ後ろの席で、
　 今一緒に・・・って。あれ？
　 あいつ、どこ行った？」
国「いない。さっきまで後ろにいたのに・・・」

います。貴方達の後ろにちゃんといます。
現在、影薄めてるけど( ・−・)
まさか、岩さんにまた会うとは

及「ん？もしかして、
　朝、岩ちゃんが助け立って言う新入生の子？」
岩「あぁ、もしかして用事で帰ったんじゃないのか？」
金「そう、かもしれないっすね。
　 (あいつ、いつの間に)」

います。貴方達の後ろにいるよー
まぁ、見えてないけど( - _ - )

及「んーまぁ、いいんじゃない。
　それより、金田一達もバレーの見学きたの？」
金「あっ、はい。
　まぁ、入る気でいるんですけど。」
岩「そうか。
　 なら、前みたい一緒にバレー出来るな。」
及「なら早速、バレーやろうか！
　ほらっ、こっちだよ！」

手招きしながら、体育館に入る及なんちゃらさんに彼らはついていった。

もちろん、僕も後ろにいるよー
ついて行ってるから。
にしても、まだ気づかれないとは・・・

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