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ノリノリでいきましょう ページ26

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冬の気配は残るものの春が近付いている
周りにはまた雪が積もっていてとっても寒い…



私たちは出演するアイスショーのために仙台へ来ています
ホテルのチェックインは夜
それまで練習になっていて、今リンクに向かっているところ




『懐かしいな』



結弦が呟く

結弦が小さい頃からお世話になっていた仙台のスケートリンク
私も少し胸を踊らせていた




私たちはそれぞれ1曲滑って、そのあと2人で1曲滑ることになっている



「最初はアップがてら自分の振り付け確認からにしよっか」

『うん、分かった』



お互いベンチに腰掛けてスケート靴を履く
私は久しぶりの感覚にワクワクしている


リンクに繰り出せば結弦は選手の顔になる

普通はアップしてからさぁアクセルジャンプ!って感じなのに、結弦はアップでアクセルを飛ぶから驚きだ



?『相変わらずゆづはすごいなぁ!』



聞きなれた関西弁が飛んできてぱっと顔を上げる



「ノブくん!」

信『久しぶりやねAちゃん!結弦とは上手くいってる?』

「はい、お陰様で。ノブくんは奥さんとどうですか?」

信『ばっちり!』




ピースサインをするノブくん
このポーズ、結弦とフリートークしてたときのギャグを思い出すな(笑)



「ノブくん、あれやって」

信『ん?ジャンプならまだアップしてへんから待って…』

「違う違う、結弦とフリートークしてたときのギャグ!」

信『えっ、あれ今やらなあかんの!?』

「なんなら結弦と(笑)」



結弦ー!と大きく呼ぶとぱっとこっちを見る結弦
ノブくんを見つけると笑みが零れてる
ツーっと滑ってくると私の隣に立った




『ノブくん久しぶり、どうしたの?』

「ノブくんと2人でやってほしいことが(笑)」

『え?なに?』

信『ゆづ、恥を捨てるんやで!!』

「ノリノリで行こ!(笑)」

『なに?なんの話?(笑)』




ノブくんが結弦にコソコソ伝えると爆笑する結弦
やだよー!なんて笑う結弦もちょっと可愛い(笑)



信『やるでゆづ!彼女が御所望やねんで(笑)』

『わかったよ1回だけね(笑)』

「待って待って!今動画撮る!」

『撮らなくていいし…』




この結弦バージョン見たかったんだ(笑)


「はい!せーのっ!」







『『おめめぱっちりんこ!☆』』

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設定タグ:短編集 , 羽生結弦   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:星羽 | 作成日時:2018年2月20日 0時

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