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じぇらしーってやつ [リクエスト] ページ35

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Side. Yuzuru


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僕は今お馴染みのカナダのスケートリンクに立っている
今回は愛しい彼女も一緒
次の大会に向けてカナダへ来たが1ヶ月も会えないなんて僕が死んでしまうので付いてきてもらった


今日はAはサイドで僕を見ていてくれてる
寒くないかな
僕のことだけ見ててくれてるかな

僕の頭は彼女のことでいっぱい

ノブくんならにやにやして僕の肩をバシバシ叩くだろうな(笑)






?『ユヅル!!』



聞きなれた声が僕を呼んだ
Aとは違って女性にしては少し低い凛とした声




『久しぶりだね、メドベージェワ』

メ『ユヅルこそ、会えて嬉しいわ!!』



四大陸選手権のときメドベージェワは怪我で欠場していた
会うのは何ヶ月ぶりだろう




メ『ユヅル聞いて!セーラームーンのグッズを買ったのよ!!』

『相変わらず好きだね(笑)』

メ『エキシもセーラームーンに決めたの!!』





メドベージェワのマシンガントークが僕を引き留める
彼女は日本のアニメが大好きで特にセーラームーンがお気に入り


滑りたい…
できるならAと




そのまま20分も続いたメドベージェワの話
やっと滑れる、と思いふとAを見ると



あれ、今目が合ったのに逸らされた…?

しばらく見つめてみたけど、それ以降Aと視線が交わることはなかった



あれ、僕何かしたかな

もしかして、メドベージェワとの会話?
ってことは嫉妬??




『…ふふっ』



おそらくAはメドベージェワに嫉妬してる
Aはきっと怒ってるだろうけど、僕はさっきよりもニヤニヤが止まらなくなった
必死に隠したけど

.→←.



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設定タグ:短編集 , 羽生結弦   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:星羽 | 作成日時:2018年2月20日 0時

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