【シャドウサイド】続章〜1〜妖魔界と鬼族

22☆探偵団事務所 ページ22

「ここだよ〜！」

ナツメちゃんは有星神社という場所へ案内してくれた。

境内の中にあるプレハブ小屋の戸を開ける。

「おっ！きたきた！」

太めの男の子の声。

もうすでに全員集まっているようだった。

「やっほ〜みんな！妖怪探偵団新メンバーのAちゃんだよ！」

みんなが自己紹介してくれる。

「俺は妖怪探偵団団長、有星アキノリだ！よろしく！」

「僕はA組の月浪トウマ。よろしく。」

「隣の姫乃アヤメです！改めてよろしくね」

「天野ナツメです！私も改めてよろしく！」

「天野ケースケ、ナツメの弟。よ、よろしく。」

お、多い。みんな見える人なんだよね・・・。

あ、自己紹介か。

「AAです。色は若葉色がすきで、妖怪とかも見えるタイプです。これからよろしくね」

「じゃあAさん、俺のことは有星じゃなくてアキノリって呼んでくれ！ほかのみんなも名字じゃなくて気軽に行こうぜ！」

「わかった〜！じゃあアキノリ君、ここって何か活動してたりするの？」

私が聞くとアキノリ君は急に得意げな顔になった。

「Aさんよ、よくぞ聞いてくれた！ここは妖怪探偵団。
まぁ桜元町のフリーメ○ソンのようなものだ！」

「アキノリ、それ名前出しちゃだめなヤツ。

「ちょ、トウマ〜！！いいところだったのに！あとメタい発言は止めろ。」

「え、フリーメ○ソン・・・？怖・・・。」

思わず声が震えてしまった。

「ハッ！ちょ、姉ちゃん、Aさんが怖がってる！」

「あ、Aちゃんごめんね！ただそんなに怖い組織じゃないから！」

ナツメちゃんがなだめてくれる。

「アヤメちゃん、バトンパス！」

唐突にアヤメちゃんに会話のバトンが渡される。

「え、私！？まぁ簡単に言うと妖怪絡みの事件をみんなで解決する感じかな。」

「アヤメさぁぁぁぁん！それは俺のセリフだ・・・！
・・・おほん、まぁいい、そこで本日の怪奇案件はこちら！」

アキノリがパソコンを示した。

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