転生 41 ページ42
「よかった。ほんとに。今あいつらを呼んで…「いいの」…シズさん？」
俺の言葉を聞きたくないかの様に遮り、シズさんはどこか泣きそうな顔で話し出した。
「もう私は長くないの＿＿＿
そこからシズさんは俺たちに色んなことを話してくれた。
「心残りが無いわけじゃないけど、私はもう十分生きたから」
しずさんの気配がどんどん薄まっていく。
髪の色素も抜け、今までの何十年分の老いがこの瞬間、体を支配した。
リムルとシズさんはまだ話しているが、もう俺は必要ないみたいだ。
「俺があんたの力になりたいんだ。言ってくれ。」
「リムルが力になるというなら俺もシズさんの心残りを半分くらい背負わせてくれよ。」
俺はしずさんの目を見て笑った。
「ありがとう…ほんとにありがとう…。あなた達みたいな人に最期を看取って貰えるだけで…これ以上の幸せは無いわね…」
シズさんは泣きながら微笑んで
逝った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 446人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
J(プロフ) - いえいえ！これからも応援してます！ (2020年6月28日 17時) (
レス) id: 9ce90acf92 (このIDを非表示/違反報告)
平凡(プロフ) - Jさん» こんにちは！ほんと申し訳ないです……。通知来てみてくれたんですか……！！！ココ最近であった出来事で1番嬉しいかもしれません(ガチ)ありがとうございます！ (2020年6月28日 17時) (レス) id: 75fb7e6fb8 (このIDを非表示/違反報告)
J(プロフ) - こんにちは、通知がきたから見て見たら、久しぶりに更新されてるーー！！って思いました！とても嬉しいです！更新無理のないように頑張ってください！！ (2020年6月28日 17時) (レス) id: 9ce90acf92 (このIDを非表示/違反報告)
平凡(プロフ) - おまめさん» ちょ、まじやないですか笑頭の中で置き換えてみてください。腹筋崩壊待ったなし笑ありがとうございます！ｲｯﾊﾟｰﾂ!!!! (2020年5月2日 2時) (レス) id: 75fb7e6fb8 (このIDを非表示/違反報告)
平凡(プロフ) - おまめさん» ありがとうございます！これから少し頻度あがると思うのでよろしくお願いします！ (2020年5月2日 2時) (レス) id: 75fb7e6fb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：平凡 | 作成日時：2018年12月11日 19時
