story26 ページ26
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咲「武術を、護身用に?どうして?」
『色々あったんですよ。幼い頃にちょっと...』
つ「話したくないなら、無理に話さなくてもいい」
『え?いや、全然話してもいいよ?』
咲「それなら、聞きたいな!!」
『..ま、いいでしょう!!
確か...6、7歳くらいの頃だったかなぁ。夏の公園で夜遅くまで遊んでたんです。夜遅くっていっても、夏だから7時とかになっても明るいんですよ?
もう帰ろうかなって、ブランコから降りると、出口の方にこっちを見ている男の人がいて。私は、何気なく横を通ろうとしたんですよ。
でも、後ろから目隠しされて、口も塞がれて....気づいたら全く知らない所にいたんです。まぁ、誘拐ですよ。』
皆、目を合わせようとしないものの、しっかりと私の話を聞いている。
『誘拐されたんだって、幼いながらも察して。何日も経ちました。ご飯も、お風呂も、何一つ不自由なかったけど......やっぱり寂しくて。』
つ「待て、」
『ん?何?』
つ「誘拐犯は何もしてこなかったのか?」
『それが謎だったんだよね。なにもしてこないの......ただ、』
初「ただ?」
『いつも、カメラで監視されてて....』
初「監視?どうして?」
『犯人が捕まって分かったんだけどね?カメラで監視してたのは、単純に私を見ていたいからだったって。』
初「おぇ〜...気持ち悪...」
『はは..うん、そうだよね』
魁「どうやって犯人は捕まったの?」
『誘拐されて、1週間したくらいにね、私がいた部屋に犯人が慌てた様子で来たの。そしたら、すぐあとに警察の人も来て。
犯人は、私の首元にカッターの刃を当てて...もうダメだって、目を瞑ったら警察の人が犯人を殴って助けてくれた。
それからだよ。両親は、この事件を境に、私や兄弟に武術を習わせたの。中学に入る頃には、全国にいけるほどになってたし。
韓国ドラマとかってよくアクションシーンとか出てきて好きだったから、武術は何よりも必死に取り組んだかな。』
初「そうだったんだ。」
圭「それでもだ。1人でどうにかしようとか考えるな。」
透「そうだ。こっちは心配したんだから。」
ノ「透真くん達の言う通りだよ?女の子なんだから、無茶しないの。」
『......はーい。気を付けます』
めっちゃ叱られるじゃん。
こんなに叱られるなんて思ってなかった。
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ノノ - 続き書いてくださ>_< (2023年1月22日 11時) (レス) id: 8226e604cb (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ゆうみんさん» ありがとうございます!!そう言っていただきとても嬉しいです!!頑張ります!! (2019年2月3日 20時) (レス) id: 616e8f5094 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 九羅茉さん» ばらさないですね!!皆さんの意見をまとめてストーリー書いていきます!! (2019年2月3日 20時) (レス) id: 616e8f5094 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - ああああ気になる、彼女ちゃんやかいり君これからどうなるのかな楽しみです (2019年2月3日 20時) (レス) id: 031a0bf45d (このIDを非表示/違反報告)
九羅茉 - ばらさないに一票 まだだまだそのときじゃない! (2018年12月9日 10時) (レス) id: abc9788137 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のん x他2人 | 作成日時:2018年8月4日 18時